バブアー【人気No.1モデル】のトランスポートとは…?誕生の歴史と人気の理由を徹底解説!
春風が吹き始め、ようやく暖かくなってきましたね。
この時期になるとバブアーを着たくなるのは僕だけ…ではないはず…。
時代を超えて愛されるクラシックアウターである「Barbour|バブアー」。
もちろん、ビデイル・ビューフォート=永世定番ですが、英国ブランドとしては珍しく、移り変わる時代とともにバブアーの人気No.1モデルも大きく変化してきました。
2025年現在、人気が集中している「トランスポート」もそのうちの一つ。
ただトランスポートってよく聞くけど、どんな特徴や歴史があるのか…。
今回はトランスポートの特徴・歴史を徹底解説!
加えて、今時期着たい!2025年最新の「コットンモデル」が入荷したので、あわせてご紹介していきます◎
トランスポート=マウンテンバイクウェア?
もともとは「ビューリー」
誕生したのは1999年。バブアーの中では比較的新しく生まれたデザイン。
90年代~00年代初頭の僅かな期間のみ作られ、2020年に復活したモデルです!
ただ、誕生当初は「トランスポート」ではなく、スコットランド中部の都市名を取り入れた「ビューリー」という名前だったとのこと(びっくり)。
その後、2002年に「トランスポート」に改名。
引用:Barbour 公式
バブアーのモデルは、ハンティングやフィッシング、アウトドアライフスタイルに根ざしたギアとして広く知られていますが、トランスポートは、出自が曖昧らしく…。
最初は輸送業者向けとして認識されていましたが、実は「マウンテンバイク」に乗る人々からインスピレーションを得て誕生したモデルだそうです。
着丈を比較してみる
着丈は「スペイ」よりも長く「ビデイル」よりも短い。
このことから、バブアー界隈からは "長めの短丈" と呼ばれているのだとか。
バイクに乗っても裾が邪魔にならず、快適に着用できる設計となっています◎
参考に同サイズで「着丈」を比較してみました!こう見るとスペイはかなり短丈ですね(笑)
この絶妙な短丈感が今のトレンドとマッチし、人気No.1になっている理由の一つです。
サイクリングに着想したディテール
前傾になることを考慮した機能
身頃内側にはドローコードが備えられており、ウエスト部分にはゴムシャーリング入りのウエストゲーターが◎
この機能により、裾から冷たい風が入るのを防ぎ、防寒性がアップ⤴
さらに、サイクリング時の前傾姿勢を考慮したデザインで、実用性と快適性を兼ね備えています。
ポケットの独特な設計
ポケットは斜めに配置され、口部分は折り返した二重構造を採用。
このユニークな設計により、自転車に乗ったままでも簡単にポケットにアクセスでき、走行中に中身がこぼれにくいよう細部まで考慮されています◎
バブアーならではの意匠
実用的なジッパー
大ぶりなタブが特徴的なリングジップファスナーは、アウトドアシーンで手袋をつけたままでも簡単に開閉できるように設計◎
袖口にはシャーリングを備えたインナーカフを搭載し防寒性⤴
通常は外から見えない仕立てになっているので、見た目に影響することもなし!
チンストラップで防寒性UP
コーデュロイの襟には、内側にチンストラップが備わっており、襟を立ててストラップを留めることで、首元をしっかりと覆うことで防寒性◎
襟を立てることで見た目の印象がガラリと変わり、ファッション性も高めるディテールに。
ハウスタータンチェック
裏地にはバブアーの象徴的なハウスタータンチェック柄を採用。
スコットランド由来のトラディショナルなチェックが、上品な印象を与えてくれます!
“春”にぴったりのコットンモデル
ワックス(オイルド)が定番ですが、ケアが難しい…と感じる人もいると思います…。
そこで、2025年に新作入荷した「パラフィンコットン」のトランスポートをご紹介!
コットン100%を使用し、ブラッシュド加工で微細な起毛感を加えているかつ、「パラフィン加工」と呼ばれる生地に蝋を染み込ませる特殊なバイオウォッシュ加工をかけることで、ワックスのように経年変化し、深みのある風合いに変わってきます◎
オイルドはないのでべた付きや匂いはなく、気楽に着用できるところがいいですね!
従来のトランスポートの防寒(ドローコードや袖口など)機能を省き、春に最適な仕様へブラッシュアップ。
袖を折り返すとタータンチェックの裏地がチラリと見える設計がかわいいですよね!
上記写真のカラーが「ゴールデンカーキ」。名前だけでバブアーの上品さが伝わってきます◎
春~秋にかけて、コーチジャケットのようにサッと羽織ることができる逸品。
最近ボロウデイル買ったばかりですが、こちらも買おうかな…(笑)
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