2025.02.26

バーンストーマー徹底解剖！大人の男性が選ぶべき至高のチノパン

こんにちは！コロモビト.ライターのチバです。

皆さんは、「カジュアルなのに品よく見えるパンツ」を履いたことがありますか？
正直、私も以前はチノパンといえばラフなイメージしか持っていませんでした。

しかし、バーンストーマーのチノパンを履いて、その概念が一変。スラックスのような美しいシルエットと仕立ての良さに驚かされました。

本記事では、バーンストーマーの歴史や特徴、定番モデル「マッカーサー2」のディテールまで徹底解説。履くだけで大人の品格を引き立てる、こだわりの一本をぜひチェックしてみてください。

バーンストーマーとは

1977年に誕生した「バーンストーマー（BARNSTORMER）」は、日本のアメカジシーンに革命をもたらしたブランドです。

由来は「曲芸飛行（バーンストーマー）のようにトラッドをアソブ」

当時、アイビーブームの中でアメリカ製のチノパンに負けないクオリティを求め、日本国内で独自の生産体制を構築。スラックス工場の技術を活かし、単なるワークウェアではなく、仕立ての良い"大人が履けるチノパン"を作り上げました。

その結果、1980～90年代には「パンツのバーンストーマー」として名を馳せ、数々のセレクトショップで取り扱われるまでに。ブランドが一時休止した後も、その品質を求める声が絶えず、2014年に待望の復活を果たしました。
今もなお、当時のアメリカを再現し続けています。

大人の男性が履くべき理由

バーンストーマーのチノパンが他と違うのは、単なるカジュアルパンツではなくスラックス仕立ての美しさを兼ね備えていること。

緻密なアイロンワークによって生地に絶妙なカーブをつけ、脇の膨らみをフロントへ逃がすことで、身体のラインに沿った立体的な形を作り上げられています。

さらにバックセンターにもカーブを施すアイロンワークにより、畳んだ状態では曲線が際立ち、着用時には真っすぐなラインを描きます。

細部まで計算されたチノパンは既製服でありながら、まるでオーダーメイドのようなフィット感と洗練された美しいシルエットを味わうことができます。

履くだけでスタイルをワンランク上げてくれる「大人の男性が履くべきチノパン」なんです。

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「ドレスチノ」というジャンルを確立

BARNSTORMERの最大の特徴は、「ドレスチノ」というジャンルを確立したこと。
一般的なチノパンは、大きく分けて2種類あります。

・巻き縫いで頑丈に作られたもの（無骨でタフなミリタリー仕様）
・スラックス縫製で仕立てられたもの（エレガントなシルエット）

BARNSTORMERが手がけるのは後者のスラックス縫製のチノパン。
スラックス工場の技術を用いて、美しいラインと履き心地の良さを両立させたドレスチノを作り続けています。

伝統的な仕立て

スーツ発祥地・イギリスでは、ドレスウェアは修理しながら長く着るものとされ、英国紳士たちはオーダーメイドで仕立てたスーツを大切にし、長年にわたり着こなしています。

仕立ての良いドレスパンツは、体型の変化に対応するため、縫い代を通常より多く取ることで、必要に応じてウエストサイズの調整が可能となっています。

さらに、テンションがかかりやすい箇所には縫い代の糸をあえて緩く設計し、糸が生地よりも先に切れるようにしています。
生地が破れてしまうと修理が難しくなりますが、糸が切れるだけであれば簡単に修理できます。このような長く使い続けるための工夫が施されています。

バーンストーマーのチノパンには、こういった伝統的な仕立ての技術がたくさん散りばめられています。神は細部に宿る。見えない部分にも抜かりがありません。

マッカーサー2を徹底解剖！

BARNSTORMER（バーンストーマー）

ここからは、人気モデルの「マッカーサー2」に焦点を充てて、さらに深くディティールを確認していきましょう！（ロココスタッフでも愛用者多数います！）

生地

マッカーサー2には、米軍士官の制服にも採用されたウェポン素材を使用。
さらに、樹脂を-16℃で凍らせながら浸透させる幻の「コールドマーセ加工」を施しています。光沢感のある美しい表面とパリッとした質感を実現。
また、耐久性の高い生地なので履き込むほどに経年変化を楽しむことができます。

ボタン

オリジナルの刻印入りの厚みのあるボタンを使用。
クロス掛けで付けられ、しっかりと根巻きされています。
根巻きには、ボタンが留めやすく取れにくくなるという利点があります。

ジッパー

フロントはジッパーフライ仕様。
採用されているのは、アメリカの老舗ブランド「ユニバーサル」のジッパー。
かつてはアメリカ国内のみで生産されていましたが、現在はYKKが生産を引き継ぎ日本でも入手可能に。
古き良きアメリカの雰囲気を感じられるディテールです。

天狗鼻（てんぐばな）

パンツの下前のせり出した部分を「天狗鼻」と呼びます。
スラックスに見られる仕様で、お腹周りをすっきりサポートし、着用時のフィット感と安定感を向上。
ウエストの位置が安定することで、より美しいシルエットで着用することができます。

ベルトピンループ

ウエスト中央にループを設け、ベルトのバックルピンを固定できる仕様。
ベルトのズレを防ぎ、着崩れを防止。天狗鼻と同様に美しいシルエットで履くために必要なディテールです。

D管止め

両玉縁ポケットの端に施された「D」字型のステッチが特徴。
これは、玉縁ポケットの端を補強するための仕様です。
ドレスパンツによくある仕様ですが、カジュアルパンツではほとんど見かけません。

腰裏

パンツの履き心地を決める左右する、実は重要な部分。
タックインしたシャツのはみ出しを防ぎ、フィット感を向上してくれます。

その他

このように多くのスラックス技術が採用されています。
他にも内股の縫い代を前後で長さを変えているなど語り出したら止まりません！笑
皆さまにも是非手に取って確認してほしいと思います。

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おわりに

バーンストーマーのチノパンは、見た目の美しさだけでなく、細部にまでこだわった仕立ての良さが魅力です。スラックスの技術を活かした上質な作りと、経年変化を楽しめる丈夫な生地が、大人の男性のスタイルを格上げしてくれます。

普段のコーディネートを上品にまとめたい方や、長く愛用できる一本を探している方には、ぜひ一度試していただきたいアイテム。ぜひ実際に手に取り、そのクオリティの高さを実感してください。

また、スタッフが「マッカーサー2」でスタイリングを組んでいますので、こちらもよろしければご覧ください。
（私も登場しています！カバンの色、オリーブの方がよかったかなー笑）

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