「バブアーといえば"キルティング"」英国紳士のスタンダードは"ワックス"ではなく"キルティング"?
こんにちわ!コロモビト.です。
今回は皆さん大好きバブアーの永久欠番"ワックスジャケット"...ではなく、英国で大人気な"キルティング"に焦点をあててご紹介していきます。
皆さん、本場イギリスの方は「バブアー=ワックス」ではなく、「バブアー=キルティング」の方が定番ってご存知でしたか?日本ではワックスがおなじみですが、英国では、ハロッズなどの老舗百貨店にはワックスジャケットと比肩するほど多くのキルティングアウターが並べられ、ロンドンの街中で見かけるキルティングアウターもほぼバブアー状態。若い世代もバブアー=キルティングのイメージが強いとか。
オイルドはお手入れが大変で中々手が付けられない...というライトな方にも、オイルドは既に持ってる!というバブアー愛好者の方にもおすすめなキルティングジャケット。
バブアー歴20年の私キャプテンが、キルティングの魅力や今季新作アイテム(あの130周年モデルも...)、最旬コーデやサイズ感など、さらにバブアーを好きになってもらえるよう、たっぷりとご紹介していきます!
なぜ英国では大定番が"キルティングジャケット"...?
表地にはダイヤモンド型のステッチを全体に走らせ、表地の下に薄い中綿が入った独特の構造により、見た目以上に軽量かつ保温性に優れているキルティングジャケット。
英国の乗馬文化と深く結びついた歴史あるアイテムであり、クラシックかつブリティッシュスタイルを象徴する存在として親しまれています。
その魅力は、クラシカルな英国風の雰囲気をもちながらも機能性が高いこと。薄手の中綿による軽さと保温性のバランスが良く、上からコートを重ねなくても中に着こめばが真冬もOK。特にスーツの上から着用するスタイルが主流で、ビジネス用アウターとしても幅広く愛されています。
皆さんの中で"キルティングジャケット"といえばラベンハム?トラディショナルウェザーウエア?それともバブアーでしょうか...?
本場イギリスではバブアーのシェアがかなり高く、バブアーのキルティングジャケットはワックスジャケットと並んで何十年も前から展開し続けるロングセラーとなっています。
軽量、保温、汎用性にも優れる使い勝手から、英国では秋冬のマストアイテムとして、老若男女問わず愛されています。
英国トラッドを語るうえでは欠かせない、バブアーのキルティング。
いまやキルティングジャケット=バブアー、バブアー=キルティングジャケットといっても過言ではないほど浸透しているのです。
130周年を迎えたバブアーの最強キルティング
ブランド創業130周年を記念して特別にデザインされたアニバーサリーモデル。
バブアーの冬の定番であるキルティングジャケットから「トランスポート」をベースにデザインされた商品。
コーデュロイカラーに、ワックスジャケット登場時に使用されていた金茶色を使用。
背裏上部にはヴィンテージ市場でも馴染みのあるドレスゴードンタータンを採用するなど、当時のディテールを踏襲しています。
また背中部分には周年デザインの大きなパッチ、トップのスナップボタンには130の刻印が入ったこのモデルだけの特別な仕様が随所に見られます。
コーチジャケットを思わせる絶妙な着丈のバランスが特徴的な「トランスポート」。
90年代にリリースされた比較的新しい形ですが、今や定番の「ビデイル」や「ビューフォート」を抑え人気No.1のモデルだとか。
そんなトランスポートのデザインそのままに、おなじみのダイヤキルトを採用することで暖かみとカジュアルな雰囲気を演出。
コンパクトなサイズ感ゆえにレディースからの支持も厚く、ユニセックスで着用できるのもうれしいですね。
ちなみに178cm/70kg|肩幅49cm/身幅太め の男性スタッフが着用してこんな感じ。
キルティングジャケットってキルトの性質上、肩が張りやすいですが、しっかりとラグランになっていて、落ち感も◎
コーデュロイカラーが特徴的なので、全体的にブラウンのあたたかい色味で、大人カジュアルスタイルでまとめるのがおすすめです。
今年30周年を迎えるキルティング界の重鎮
BARBOURが展開するキルティングジャケットのなかで、特に長い歴史をもつ大定番モデルの「リデスデイル」。ブランド発祥の地スコットランドの国境に横たわるリデステイル渓谷にちなんでその名がついたとか。
リッズデイル、リッツデイル等色んな呼び方がありますが「リデスデイル」が正式名称ですね。
誕生は1994年、今年でちょうど30周年。当初は乗馬などカントリーライフのために発売したアウターでしたが、ジャケットにも合わせられるハーフコート丈や上品なたたずまいから都会の装いとしても徐々に受け入れられるように。
そしてアニバーサリーイヤーとなる今年、スタイリッシュなバランスをキープしつつシルエットにゆとりをもたせ、より今どきなムードにリニューアル。スーツや厚手のニットとのレイヤードがよりしやすくなっているのもうれしいポイント◎。
主に襟に使用しているコーデュロイの畝幅を細くして洗練された印象を高め、背中のサイドベンツを従来よりも深く変更。裾さばきがより軽やかになる機能性に加え、バックスタイルの見た目にも影響しています。ベントをスナップボタンで留められる仕様は以前と同じで、裾周りをすっきりと見せることも可。往年の魅力をキープしながら、時代に合わせて微差を改良。トレンドのスタイルにより一層フィットする一着に進化しました!
ちなみに178cm/70kg|肩幅49cm/身幅太め の男性スタッフがサイズ40を着用してこんな感じ。
トランスポートタイプに比べ、身幅が-10cmのため、よりスタイリッシュな見え感に。逆に着丈は+10cmのため、細身なスリムパンツ、革靴とあわせなど、ビジネスシーンによりハマります。ネイビーやグレーの落ち着いたトーンで統一させると、シンプルだけど上品さがしっかりある印象に◎。
バブアー女子必見のロング丈キルティング
近年、メンズ同様にレディースからも人気が高いバブアー。バブアー女子なんて言葉が、2022年?ぐらいから頻繁に見かけるようになりました。
上品で落ち着いたトラッドスタイルに程よくカジュアルを取り入れたバランスが◎
メンズライクなバブアーをワンピースやスカート、シンプルなニットなどと組み合わせ、ボーイッシュでありながらもフェミニンな雰囲気を演出できるのも、バブアー女子ならではのスタイルですね。
今回はキルティングの中でもより上品なロング丈をご紹介!
定番バーレーをキルティングにアレンジ
ラウンドカラーが上品なキルティングコート
ワックスとキルティングどっち買う...?
ワックスジャケットの魅力はなんといっても経年変化!だと個人的には思っていますが、長く愛用するには定期的なお手入れも必要...。それはそれで自分で育てる楽しみがあり、使い込むほどに愛着が湧いてくる。
キルティングは幅広いライフスタイルの中で、日常使いがよりしやすく、軽量かつあたたかい。キルティング特有の光沢が、ワックスにはない表情をみせてくれます。
どちらにもそれぞれ良さがあるので、めちゃくちゃ悩みますね...。
とりあえず僕は完売する前に130周年モデルを買いたいと思います!!