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ハイカーのための最強ソックスブランド「ハイカートラッシュ」を語る

どうも!
ウルトラウォーキングを愛し、ウォーキングの女神に愛されたい男、コロモビト.ライターのワタナベです。

前回は、ROCOCOで人気のソックスブランド「ROTOTO」の工場に潜入し、その製造過程をお届けしました。ROTOTOのソックスがどう作られているのか、裏側を知ることができて、いや~、本当にムネアツでしたね。

今回は、そんな私がウルトラウォーキングで愛用しているソックスブランド「HIKER TRASH」について、さらに熱く語りたいと思います。

それでは、さっそくいってみましょう!

ROTOTOの工場潜入レポートはこちら>>

目次
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「HIKER TRASH」とは


写真:コンチネンタル・ディバイド・トレイル(CDT)の旅を終えたスケッチ氏
引用:yamatomichi

「HIKER TRASH」は、アメリカの3大ロングトレイル(12,793km)を踏破し、トリプルクラウンを達成したロングディスタンスハイカー、河戸良佑氏(通称“スケッチ”)の経験と、奈良県のソックスブランド「ROTOTO」の技術が融合した本格派ハイキングソックスブランド。

スケッチの驚異的な冒険経験と、ROTOTOの信頼の技術力をもとに、ハイカーの足元を支える耐久性と快適性を兼ね備えたソックスを展開しています。

「HIKER TRASH」公式サイトはこちら>>

私と「HIKER TRASH」の出逢い

2024年12月、東香川にあるセレクトショップに訪れた時の話。


写真:これ良いですよ。と紹介された初対面のハイカートラッシュ

私「今から歩いて愛媛県の新居浜まで行くんですよ」
店員さん「え?マジで言ってますか?どれぐらい時間かかるんですか?
私「120kmぐらいあるので、24時間ぐらいだと思います」
店員さん「24時間?休まず?」
私「そうですね、基本休憩はしないです」
店員さん「じゃあ、ちょうどぴったりな靴下ありますよ。HIKER TRASHってブランドのソックスで、実際に何万kmも歩いてる人がプロデュースしてて、履き心地はもちろん、耐久性も抜群ですよ」
私「じゃ、それを履いて歩きます!」

ってのが、私が「HIKER TRASH」と出逢ったエピソード。


写真:初ハイカートラッシュ

クラウドモンスター2の履き心地に加え、超ふっかふっかの「HIKER TRASH」のソックス履いたら、これ……最強やん。


写真:新居浜でここまで雪が降るのは珍しい、らしい。

その日、夜から急に冷え込んできて、夜中には雨が降り始め、新居浜に着く頃にはまさかの雪まで降る天候に。正直、HIKER TRASHのソックスを履いていなかったら、足先がヤバかった。

それ以来、ウォーキングをする時は必ず、HIKER TRASHを履いています。

私に「HIKER TRASH」を紹介してくれたショップはこちら>>

「HIKER TRASH」誕生秘話

さて、ここからは「HIKER TRASH」誕生秘話お届けしたいと思います。

きっかけは、冒険とひらめきの夜


画像:スケッチ氏が描くイラスト
引用:yamatomichi

2017年、ある日本人ハイカーがカナダからメキシコに至る「コンチネンタル・ディバイド・トレイル」を1シーズンで踏破する計画を立てた。その距離、なんと5000km!彼の名は河戸良佑(通称スケッチ)彼が歩きながら絵を描く姿が、トレイル上で「スケッチ」と呼ばれる所以だ。

この計画を10年来の友人であり、ソックスブランド「ROTOTO」のデザイナー石井大介氏CEO飯塚真氏に、ある大阪の居酒屋で語ったことが、「HIKER TRASH PROJECT」の始まりとなった。

その夜、酒がすすみ、話が盛り上がったところで石井氏と飯塚氏は「スケッチ専用のロング・ディスタンス・ハイキング用オリジナルソックスを作ろうぜ!」と、まるで新しい遊びを始めるかのように盛り上がり、ついにこのプロジェクトがスタートしたのだ。

夢を形にするための試行錯誤


画像:ボブ・マーシャル自然保護区の名所である「チャイニーズ・ウォール」
引用:yamatomichi

二日酔いがまだ醒めぬ翌日、ROTOTOチームは早速プロトタイプ制作に着手。数週間後にはタフなメリノウールのソックス10足が完成した。だが、過酷なコンチネンタル・ディバイド・トレイルの荒野では、想定を遥かに超える過酷さが待ち受けていた。


写真:次々に履きつぶすスケッチ
引用:サイクルハテナ

スケッチは、1日に40km以上を歩く過酷な日々を送る中で、このプロトタイプを次々と破壊。これを受け、石井氏と飯塚氏は素材や編み方を一から見直す決断を下した。

改良と進化を重ねて


写真:モンタナ州とワイオミング州のボーダーにて
引用:yamatomichi

スケッチからのフィードバックを得るため、改良されたソックスを再びアメリカに送ると、リアルタイムでフィードバックを受け、さらに進化したソックスが完成。試行錯誤を繰り返し、最終的に2年の月日をかけて、履き心地と耐久性を大幅に向上させた「HIKER TRASH」の原型が完成した

2019年秋、ROTOTOとスケッチのコラボ


写真:ボックスの中に入って日差しを避けるスケッチ
引用:yamatomichi

2019年秋、ROTOTOとスケッチは「HIKER TRASH」のコラボレーションソックスを発表。トレイルと街の両方で活躍できる自由な体験を提供したいという思いから、現在の基本となる3型がリリースされた。この製品は、スケッチの過酷なトレイル体験をもとに開発され、履き心地と耐久性を兼ね備えたアウトドア用ソックスとして大きな注目を集めた。

さらに広がる活動の範囲


写真:マウンテンバイクを担ぐスケッチ
引用:ryosuke_iwashi

スケッチはその後、アメリカの「アパラチアン・トレイル」やバイクパッキング、フライフィッシングなどのアウトドア活動でも「HIKER TRASH」を着用。これらの体験をもとに新たなアイデアを石井氏と飯塚氏に伝え、商品開発が続けられた。この新たなイマジネーションを受けて、ROTOTOとのコラボを超えた新ブランド「HIKER TRASH」の立ち上げを決意する

アメリカの3大ロングトレイルを制覇


画像:スケッチが描く3大トレイルのイラスト
引用:yamatomichi

スケッチは、アメリカの3大ロングトレイルを全て踏破した、いわゆる「トリプルクラウン・ハイカー」として知られている。

・パシフィック・クレスト・トレイル(4265km)
・コンチネンタル・ディバイド・トレイル(5000km)
・アパラチアン・トレイル(3528km)

2015年に西海岸を縦断するパシフィック・クレスト・トレイル、2017年には最も難易度が高いとされるコンチネンタル・ディバイド・トレイルを踏破し、2019年にはアパラチアン・トレイルを完走。この驚異的な実体験から得たフィードバックをもとに、「HIKER TRASH」はさらに進化を遂げる。

新ブランドとしてのスタート


2020年秋、スケッチ、石井氏、飯塚氏の三人は、正式に「HIKER TRASH」をブランドとして立ち上げました

長い旅で汚れきったハイカー達はまるでゴミのよう。
そんな彼らは互いにあえてこの名で呼び合う。
同じ志を持つ仲間として「ヘイ!ハイカートラッシュ!」と。

私が愛用するモデル“HIKE TREK MID”をご紹介

スケッチ氏が着用していた「HIKER TRASH」をベースにした、ハイキング&トレッキングモデル「HIKE TREK MID」。足底にはパイル編みを採用し、クッション性は抜群です。生地は特殊ストレッチ糸を使用しており、程よいフィット感を実現。

ゆったりと編まれた生地が、足にやさしく馴染みます。さらに、履き口には、濡れたソックスをつるして乾かすカラビナを通せるホールがあり、利便性も抜群です。

一日中歩き続けるロング・ディスタンス・ハイキングでは、ソックスの耐久性が重要なポイント。耐摩耗試験において、本モデルはつま先・かかとで約3,300回、足裏で約2,800回という数値を記録しています。

※参考:一般的なカジュアルソックスが約500回~1,000回、スポーツソックスで2,500回から3,000回が合格ラインとされています。

おわりに

いや~、スケッチ氏のタフさには本当に驚かされました。そして、石井氏と飯塚氏の「絶対タフなソックスを作り上げる!」という情熱には、ただただ感動です。「HIKER TRASH」との出会いを運んできてくれた店員さんにも感謝の気持ちでいっぱいです!

さて、関西では天気予報で20℃を超すような日もちらほら出てきました。
今週末は「HIKER TRASH」を履いて、淡路島を歩いて一周してこようと思います!
淡路島一周の模様はまた次回に!

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この記事の執筆者 ワタナベ
この記事の執筆者 ワタナベ
■年齢:45■身長:169■趣味:ウルトラウォーキング■好きな服(スタイル):短パン・黒T■座右の銘:努力は天命さえも変える。

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