オフで履きたい、オンでも使える。革靴の選び方と休日の合わせ方

「おしゃれは足元から」という言葉があるように、靴を変えるだけで、全体の印象は大きく変わります。

特に30〜40代の休日ファッションは、革靴を取り入れられるかどうかで、スタイルの幅がぐっと広がる。これは、日々服を見ていても強く感じるところです。

とはいえ、革靴に対してどこか難しさを感じている人も多いはず。わざわざオフ用には手を出せない。気にはなるけれど、結局いつもスニーカーを選んでしまう。

この記事では、アパレルスタッフがオンオフ兼用ではなく、オフで履きたい靴を、結果的にオンでも使えるという視点で、選び方から合わせ方までお伝えします。

目次
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なぜ革靴は難しく感じるのか

まずは、なぜスニーカーばかり手に取ってしまうのか。なぜ革靴は難しく感じるのかを考えていきましょう。

履き慣れていないと、疲れそう・痛そう

まず一番多いのが、履き心地への不安。 スニーカーに慣れていると、革靴=硬い、疲れる、足が痛くなる、というイメージが先に立ちます。実際、久しぶりに革靴を履いた日に、足が早く疲れた経験がある人も多いはずです。でも実は、選び方次第でこの不安が和らぐケースも多いんです。

ケアが面倒そう、気を遣いそう

雨の日に履けない、傷がつきそう、手入れが大変そう。革靴には「気を遣うもの」という印象がつきまといます。 忙しい日常の中で、そこまで手間をかけられないと思うと、自然と選択肢から外れてしまうのも無理はありません。

ただ実際は、革靴のケアは“きちんとやろう”とするからハードルが上がりがち。日常使いであれば、最低限の手入れだけでも十分だったりします。慣れれば、6分ほどで終わる手入れも。気になった方は、下記の記事をご覧ください。

靴磨き、たった6分!ズボラなアパレルスタッフのリアル革靴お手入れ術

私服に合わせたときの正解が分からない

いざ私服に合わせてみると、 「真面目すぎないか」「浮いて見えないか」と不安になる。 革靴そのものではなく、コーディネートとのバランスが分からないことも、難しさの正体です。

こうして見ると、革靴が難しく感じる理由は、とても現実的なものばかり。 だからこそ次の章では、最低限知っておきたい革靴の基本から整理していきます。

まず知っておきたい革靴の基本タイプ

内羽根と外羽根

革靴の構造でよく出てくるのが「内羽根」と「外羽根」。

【内羽根】

内羽根は、甲の部分が一体化していて、紐を閉じるとスッとした印象になります。いわゆるドレス寄りで、フォーマルな場面に向いているタイプ。

【外羽根】

SANDERS(サンダース)

一方の外羽根は、羽根部分が外に開く構造。見た目に少しボリュームが出て、カジュアル寄りの印象になります。私服との相性を考えるなら、まずは外羽根の方が扱いやすい。

代表的なデザイン

・ストレートチップ(キャップトゥ):つま先に切り替えの入った形

・プレーントゥ:つま先に装飾のない、最もシンプルな形

・Uチップ/Vチップ:甲部分に切り替えが入り、程よくカジュアル

・ローファー:紐なしで、オフ感が強い

細かく覚える必要はありませんが、「装飾が少ないほどドレス寄り、切り替えやボリュームがあるほどカジュアル寄り」この感覚だけ持っておくと、選ぶときに迷いにくくなります。

オンオフ両方で使いやすい革靴の条件

SANDERS(サンダース)

今回のテーマは、 まずはオフで履きたいと思えること。そのうえで、オンでも無理なく使えること。この順番がとても大事です。

形は「少しカジュアル」くらいがちょうどいい

最近は、ビジネスシーンも少しずつ変わってきました。
ブリーフケースではなくリュック、足元はスニーカー。そんなスタイルも、もう珍しくありません。職種や職場による違いはあるものの、靴選びの幅が広がっているのは確かです。

だからこそ、オンオフ兼用を狙うなら、外羽根のプレーントゥやUチップなど、少し力の抜けた革靴がおすすめ。

WHEELROBE(ウィールローブ)
WHEEL ROBE(ウィールローブ) プレーントゥ ダービーシューズ
¥55,000
HARROGATE(ハロゲイト)
HARROGATE(ハロゲイト) Uチップ レザーシューズ / 革靴 レザーシューズ ラバーソール メンズ EDGEWARE Mens
¥35,200

理由はシンプル。ドレスに寄りすぎた革靴は、休日の服に合わせた瞬間、どうしても浮いてしまいます。一方で、オフに自然と馴染む革靴なら、スーツはもちろん、きれいめなパンツやセットアップと合わせるだけで、オンでも十分成立します。

色は「ブラック」がオンオフ馴染みやすい

色は、ブラックがおすすめ。ブラウンはオンを意識するとオフで合わせづらく、逆にオフに振ったブラウンは、オンでは浮きやすい。

その点ブラックは、オンでは自然と馴染みやすく、オフではデニムやチノパンに合わせた時も、カジュアルになり過ぎず、スタイル全体を引き締めてくれます。

またブラックは、多少のシワや傷も味として受け入れやすく、結果的に長く付き合えます。

オフで革靴が自然に見える「合わせ方」


休日スタイルで革靴を取り入れるとき、意識したいのは「きれいめのアイテムを合わせること」ではなく、カジュアルの中に大人っぽさを少しだけ足すこと。

その役割を一番うまく担ってくれるのが、実はボトムスです。革靴自体にきちんと感があるからこそ、服まで整えすぎる必要はありません。

革靴を合わせやすいボトムスの条件

HARROGATE(ハロゲイト)

革靴と相性が良く、大人っぽさを少しだけ足してくれるのは、色味が落ち着いていて、太すぎず細すぎないシルエットのパンツ。※ちょっと太いかな?くらいで選ぶのが良いと思います。

たとえば、

・濃いめのデニム

・リラックスフィットやルーズフィットのチノパン

・ほどよくボリュームのある軍パン

こうしたボトムスなら、外羽根のプレーントゥやUチップを合わせるだけで、「ラフすぎない」「大人っぽい」バランスが自然と生まれます。

丈感は、ハーフクッション〜ワンクッションが目安。ウエスト位置で微調整するだけでも、足元の印象はぐっと整います。

トップスはスウェットやニットでもOK。パンツが整っていれば、革靴はちゃんと馴染む。それくらいの感覚でちょうどいいんです。

アパレルスタッフ目線で選ぶ、オンオフ使える革靴3選

SANDERS(サンダース) #2246B ミリタリー オフィサーシューズ


英国王室御用達の証「ロイヤルワラント」を持つ、老舗シューメーカー・サンダース。
中でもこのオフィサーシューズは、ミリタリー由来らしい無駄のないデザインに、ほどよい武骨さが漂う一足です。

外羽根のプレーントゥでカジュアルにも振りやすく、デニムやチノパンと合わせても浮きにくいのが魅力。

ガラスレザーを使用しているため、雨や汚れを気にしすぎなくていいのもポイント。革靴に苦手意識がある人でも取り入れやすい、最初の一足にちょうどいいモデルです。

SANDERS
SANDERS(サンダース) #2246B ミリタリー オフィサーシューズ
¥68,200

HARROGATE(ハロゲイト) Uチップ レザーシューズ

HARROGATE(ハロゲイト)

フレンチテイストな雰囲気を持つ、外羽根のUチップ。この形は「ブラッチャーモカ」とも呼ばれ、もともとは軍用靴として開発された背景があります。

そのため、チノパンや軍パンといったカジュアルなボトムスとの相性は抜群。革靴でありながら、休日スタイルにもすっと馴染んでくれます。

比較的手を出しやすい価格帯に加え、日本人向けの足型を採用しているのも嬉しいポイント。履き心地の良さも含めて、デイリーに使いやすい革靴です。

HARROGATE(ハロゲイト)
HARROGATE(ハロゲイト) Uチップ レザーシューズ / 革靴 レザーシューズ ラバーソール メンズ EDGEWARE Mens
¥35,200

JOSEPH CHEANEY(ジョセフ チーニー) CAIRNGORM H(ケンゴン)

JOSEPH CHEANEY

ミリタリーシューズ由来の切り替えや、存在感のあるステッチワークが特徴の一足。やや幅広で、適度なボリュームと丸みのあるフォルムは、デニムとのバランスも取りやすいです。

アメリカの老舗タンナー「ホーウィン社」のクロムエクセルレザーを使用しており、履き込むほどに表情が変わっていく経年変化も楽しめます。

少し重厚感はありますが、その分カジュアルスタイルに負けない存在感。革靴を“育てる”楽しさも味わいたい人におすすめです。

JOSEPH CHEANEY
JOSEPH CHEANEY(ジョセフチーニー) CAIRNGORM H ケンゴン
¥100,100

まとめ|革靴は「オンオフを分けない」視点で選ぶ

オンとオフ、どちらにも完璧に合わせようとすると、革靴は途端に難しく感じてしまいます。

まずはオフで履きたいと思えること。普段の服に自然と馴染むこと。その延長として、オンでも無理なく使えるかを考える。

この順番で選んだ革靴は、気負わず履けて、結果的に長く付き合える一足になってくれるはずです。

この記事の執筆者 チバ
この記事の執筆者 チバ
■年齢:33■身長:182■趣味:Netflix鑑賞■好きな服(スタイル):ミリタリー■座右の銘:足るを知る者は富み、強めて行う者は志有り
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