メンズニット帽の『脱・似合わない』。自分に合った「選び方」「被り方」のポイントとは?
今回は、記事を読んでいただいた方に『自分に合うデザインはこれかも!』と思っていただけると嬉しいです。
ニット帽が似合わないと感じる理由とは?
顔の形に合わない選び方
自分の顔の形別に合ったニット帽を選べていない場合、似合わないと感じやすいです。丸顔や面長など、まずは自分に合うデザインを知ることが重要。
被り方の間違い
「浅く被る」「深く被る」といった被り方によって印象が変わります。顔の形によっても被り方は大切です。
コーディネートとの不一致
服装の系統や色合いと、ニット帽とがマッチしていないと、コーデのバランスが崩れることも。ニット帽だけ色やデザインが浮いてしまわないよう全体を見る必要があります。
見慣れていない
そもそもニット帽を被る習慣がない場合、違和感を覚えやすいです。自分に合ったデザインと被り方をチョイスし取り入れることで、徐々に慣れていきましょう!ニット帽の種類
ニット帽には様々な種類がありますが、代表的な2種類をご紹介します。
ビーニーキャップ
「折り返しがない」タイプのニット帽です。
元々、フェルト生地を貼り合わせて作った帽子の、一番上の天ボタン(ベースボールキャップなどに見られるディテール)が豆(Bean)に似ていたことから、ビーニー(Beanie)と名付けられました。
現代では天ボタンが付いていないものが主流になっていますね。
一部では「ツバのない帽子 = ビーニー」と呼ばれていた歴史もあり、後述するワッチキャップのなかでも、アイテム名にビーニーと入っているものもあります。
どうやら定義が一つに決められているわけではないようですね。
ワッチキャップ
「折り返しがある」タイプのニット帽です。
ワッチ = Watch(ウォッチ)とは「見守る」「観察する」という意味。昔、船の見張り番をしていた海軍や漁師が使用していたことからその名が付けられました。当時働く人たちにとって、ツバありの帽子は見張りに支障が出るため、代わりに折り返しがあることで強風でも飛んでいきにくい、折り返しを降ろして耳を寒さから守るなどの利点からワッチキャップが使われていたと言われています。
下記で紹介しているROTOTOのアイテムは、折り返しあり / なしどちらでも着用可能なので「ビーニー」と名付けられています。
「顔の形別」で選ぶポイント
丸顔の人
「輪郭が強調されて丸顔が目立ってしまう・・・」という違和感がある方も少なくないはず。丸顔さんには、縦のラインを強調できる浅く被るタイプのニット帽がおすすめ!眉上あたりで被っていただくと、フェイスラインがしっかりと見え、シャープな印象になりやすいです。
ちなみに僕は丸顔でこれにあたりますが、ハチ(頭のてっぺんと耳の間で最も出っ張っている部分)が幅広めなので、その輪郭が出過ぎないよう少し折り返しの厚みにボリュームのあるデザインがBESTニット帽でした!
<ココに気を付けて!>
逆に深めのデザインや、深くかぶり過ぎるのはさらに丸く見えてしまうので控えましょう。
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面長の人
「ニット帽を被ることで顔が長く見えしまう・・・」という面長さんが多いのでは。
そんな時は深さのあるニット帽がおすすめ。顔の露出面積を減らすと、縦の長さが控えめに映ります。
リブ付きやボリュームのあるデザインも◎
<ココに気を付けて!>
浅めのデザインや、そうでないデザインでも浅く被ってしまうと縦のラインが際立ってしまうので控えましょう。
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ベース型の人
エラ張りが気になる方は、ボリューム感のあるデザイン、またはツバ付きデザインで横幅をカバーしましょう。
折り返しのある「ワッチキャップ」で生地にボリューム感があるものだと輪郭をカバーしやすいです。
<ココに気を付けて!>
顔が小さく見えるようコンパクトなニット帽を選んでしまうと、かえって顔の輪郭がハッキリしてしまうので逆効果になってしまいます。
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卵型の人
比較的どの合わせ方でも似合うのが卵型の特徴です。帽子の種類を選ばないので、好みのニット帽へ積極的にチャレンジしていただきたいです。
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「被り方」のポイント
ニット帽は被り方次第で印象が大きく変わりるため、以下のポイントを押さえていただければと思います。
前髪を出す / 出さない
・前髪を出す:若々しくカジュアルな印象
・前髪を出さない:大人っぽくスッキリした印象
耳の出し方
・耳を出す:顔周りがスッキリ見えます
・耳を半分隠す:今っぽいこなれた印象に
浅く被る / 深く被る
・浅く被る:頭頂部が見えるように被ると軽快な印象
・深く被る:しっかり覆うことで落ち着いた印象
ニット帽を使ったおすすめのメンズコーデ
合わせるトップスやパンツと同系色のニット帽を選ぶと、全体をバランス良く見せるための「最高の引き立て役」に。こちらではおすすめの3コーデをご紹介します。
シティ派カジュアル
明るいカラーのスウェットと、他はブラウン系でまとめたコーデ。
黒やネイビーよりも少し明るめのニット帽を選ぶことで、スウェットと合わせても野暮ったさはありません。様々な糸が混ざった「ネップ」カラーなので、こなれ感もありますね。
意外と相性の良いキレイ目
BARBOURのリデスデイルのカーキをメインに、ハリのあるチノパンを合わせたコーデ。
着方によってはややビジネス感が出てしまうキルティングジャケットも、ニット帽とスニーカーを合わせるだけで、抜け感のあるキレイ目コーデが出来上がります。
アウトドアMIX
全体的にトーンが暗めのアウトドアMIXスタイル。暗めのトーンのアウターが多くなる秋冬に、黒のニット帽をひとつ持っておくと万能に対応してくれます。
ニット帽のケア方法
お気に入りのニット帽を長く使うためにはお手入れが必要です。
洗濯頻度
洗濯可能な場合は、数週間に1回を目安に洗いましょう。
洗濯方法
洗濯表示を確認し、手洗いや平干しを心がけましょう。吊るし干しは型崩れの原因になります。
臭い対策
除菌スプレーを使うことで清潔さを保てます。特に額に当たる部分は汗が付着しやすいので、意識的に対策してみるのがオススメです(個人的な経験談...!)。
さいごに
ニット帽は「選び方」と「被り方」に少し工夫を加えるだけで、誰でも簡単に取り入れられるアイテム。顔の形やコーディネートに合ったデザインを見つけて、季節の小物遊びを楽しみましょう!