コーディネートに取り入れる大人が続出「デニムカバーオールの新たな魅力」
こんにちは、コロモビト.です。
ラギットで男らしい印象を演出してくれるアメカジ定番アイテムの一つカバーオール。
カバーオールには様々な生地が使用されているのですが、やはりワークウエアーならではのタフなルックスを求めるならばデニムを使用したアイテムが一番。
そこで今回は、大人のカジュアルアイテムとして注目著しい『デニムカバーオール』にフォーカスしたお話をさせていただきます。
「オンス=OZ」とは?
『デニムカバーオール』を語る上で避けて通ることのできない「オンス=OZ」について軽く触れておきましょう。
アメリカを中心に普及したジーンズやTシャツなどの衣類はヤード・ポンド法で重量を「OZ(オンス)」で表記する慣例があります。
面積に対する生地の重量を表しており1平方ヤード(約90cm四方)の重さを表します。
1oz(オンス)=約28.35g(グラム)となります。
デニムの「オンス=OZ」は、数字が大きくなるほど生地は厚手になり重くなります。
アイテムによる使い分け
現代では技術が発展しているので丈夫な糸を作ることができます。
しかしヴィンテージと呼ばれる年代は、まだ現代ほど技術が発展していなかったということもあり、様々な工夫がなされていました。
デニム生地の使い分けもその一つです。
代表的なデニムアイテムに使用されている一般的な「オンス=OZ」は以下となります。
・デニムシャツ=8oz前後
デニムシャツはにあまり重たいデニム地を使用すると着にくいので、程よい柔らかさも併せ持つ8oz前後のデニム地が使用されています。
・カバーオール・オーバーオール=10oz前後
カバーオールやオーバーオールは生地を多く使用するので、あまり重くならないように、またできるだけ丈夫になるように10oz前後のデニム地が使用されています。
・デニムジャケット・デニムパンツ=14oz前後
デニムジャケットやデニムパンツは出来るだけ丈夫になるように14oz前後のデニム地が使用されています。
カバーオールとは?
カバーオールとは18世紀にアメリカで誕生したといわれるワークウエアーのことを呼びます。
本来はトップスとボトムスが繋がった「つなぎ」を指して使用される言葉なのですが日本ではデニムやダックなど丈夫な生地を使用して作られたジャケット丈のワークウエアーを総称して使用されています。
「レイルローダージャケット=Railroader Jacket」「バーンコート=Barn Coat」と呼ばれることもあります。
大戦モデルと呼ばれるカバーオール
一般的に良く知られているポケットが多数作られたカバーオールとは別に、カバーオールの中には「大戦モデル」と呼ばれる商品があります。
この「大戦モデル」という呼称は、第二次大戦下でアメリカ政府が発令した物資統制によりポケットなどを廃した簡素な作りのカバーオールに対して使用します。
現在知られているカバーオールの原型が確立したのは1930年代と言われています。
その時代のカバーオールは、左右に作られた形違いの多機能ポケット、ブランド名が入ったボタン、トリプルステッチ、袖口のエンジニア・カフスに付けられた2つのボタンなど、丈夫さと機能性を考えた仕様が特徴です。
それに対して大戦モデルは胸のポケットの省略、月桂樹ボタンなど既製品の使用、ダブルステッチ、袖口のエンジニア・カフスに付けられたボタンは1つというディティールが特徴となります。
一般的なカバーオールと大戦モデルの着こなし
一般的なカバーオールはワークウエアーならではのラギット(武骨)でワイルドなデザインが特徴となります。
その為、そのイメージを活かしたアメカジならではの着こなしに最適なアイテムです。
大戦モデルは、シンプルで力の抜けたイメージが印象的なアイテムです。
普段テーラードジャケットできれい目スタイルを楽しんでいるという方は、テーラードジャケットの代わりに大戦モデルのカーバーオールを着ることで、カジュアルな印象を底上げした大人ならではのスタイリングが決まります。
デニムカバーオール5選
デニム地を使用したカバーオールを5商品ご紹介させていただきます。
FOB FACTORY(FOBファクトリー) F2410 カバーオール
大人の魅力を引き出す上品なベーシック
ベーシックながらも、オリジナルパターンによる現代的でスッキリとしたシルエットが特徴のカバーオールです。
襟元にはチンストラップ、フロントにはフェイクのボタンホールを配備。左胸のポケットはペンや小物を収納できるこだわりのワークディテールです。流行に左右されない、一生モノとして愛用できるクオリティを誇る一着です。
FOB FACTORY F2417 WW2 デニム カバーオール
シルエットと風合いがこなれ感を演出
40年代の希少な大戦モデルのカバーオールをベースに現代風にアレンジを加えた商品。
生地は、綿100%の10ozライトオンスデニムを使用、胸ポケットが省略された2ポケット仕様やドーナツボタンなど大戦モデルならではのディティールも魅力です。
程よい上品さとトレンド感あるゆとりが、落ち着いた大人のこなれたスタイルへ導いてくれます。
ORDINARY FITS(オーディナリーフィッツ) デニム カバーオールジャケット ユーズド
着こなしの幅を広げる、タイムレスな1着
1920年代のUSワークウェアのディテールを再現した、武骨ながらもカジュアルに取り入れやすいカバーオール。
首元のチンストラップやフロントのポケット、トリプルステッチを用いたタフな縫製など、細かなディテールが男心をくすぐる1着。
しっとりとした肌触りの11.5オンスのデニム生地はリアルヴィンテージのようなユーズド感があり、羽織るだけで雰囲気のあるスタイリングを叶えてくれます。
JAPAN BLUE JEANS(ジャパンブルージーンズ) 別注 ウォバッシュ カバーオール
ウォバッシュジャケットをROCOCO風に
ピンヘッドストライプが特徴のデニム生地を使用し、フレンチワークジャケットをベースにデザインから製作したROCOCO別注のカバーオールジャケット。
季節の変わり目の気温に丁度いい厚さの生地は、ストーンバイオ加工を施すことで、あたりが見られるヴィンテージ品のような味のある表情に。デニムながらも軽い着心地に仕上げているのもポイントです。
PAYDAY(ペイデイ) 50年代モデル エンジニアジャケット
アメカジファン必見!古き良き時代の復刻モデル
工場で働くエンジニア向けにデザインされた襟なしスタイルと、ヴィンテージ感あふれる風合いが魅力です。
生地はリジットとワンウォッシュの2種類をご用意。リジットは硬さがあり、着込むことで、経年変化による色落ちや風合いの変化を楽しむことができます。一方、ワンウォッシュは最初から柔らかく、カジュアルにすぐ取り入れやすい仕上がりです。それぞれの特徴を生かし、自分好みの着用感をお選びいただけます。
最後に
カバーオールというアイテムは、その個性的なルックスから「コーディネートすることが難しい」という理由で避けているという方が多いという話を良く耳にします。
しかし、「大戦モデル」など最近では幅広いデザインが揃ってきたということもあり、コーディネートに取り入れる大人たちが増えています。
今回の記事でデニムカバーオールの魅力を一人でも多くの方にお伝え出来たのであれば嬉しく思います。
なお、カバーオールについては下記ページでもご紹介しておりますので、お時間のある時にでもチェックしてください。
コロモビト.ではあなたを魅力的にする情報をお届けしていきますので、またお越しいただけましたら幸いです。
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