Focus on Styling|英国名品Barbour 進化する冬の装い Vol.74
世界中で愛される英国の老舗ブランド、Barbour(バブアー)。その普遍的な魅力はそのままに、現代の都市生活やトレンドに合わせて進化を遂げたバブアーアウターを主役にしたスタイリングを3パターンご紹介します。
今回は、伝統的なモデルをベースにしつつ、軽さや防寒性を高めたノンワックスのパテッド仕様やキルティング仕様をピックアップ。レトロなカジュアルから、モードなレイヤードまで、クラシックとモダンの調和を図る冬の装いをご覧ください。
レトロ感漂う近代アイテムコーデ

❚ スタイリングのポイント
まずはデニムとスウェットを合わせたカジュアルな路線でスタイリングを組みました。インナーにはNANGAのハーフジップのスウェットを選びました。ドライな肌触りが特徴で機能性を持ちながらもレトロなシルエットでヴィンテージスタイルに昇華することができる便利アイテムです。


パンツはORDINARY FITSのワイドデニム。こちらはワンウォッシュとユーズド加工の2種類があり、今回はユーズド加工をピック、よりカジュアルでヴィンテージ感漂うアイテムです。
そして今回のメインアウターはBarbourトランスポートのノンワックスパテッドジャケット。Barbourの雰囲気を持ちつつノンワックスでさらに中綿入りという嬉しいポイントが詰まったアイテムです。
全体的にクラシックな雰囲気でありつつ、機能面では嬉しいポイントの多いスタイリングに仕上がりました。
◆着用サイズ (174cm/56㎏)
OUTER:40
TOPS:L
PANTS:30
バブアーを現代の綺麗めスタイルに

❚ スタイリングのポイント
トップスはShuttle notesのシャツ+YONETOMIのコットンウールカーディガン。どちらも素材・縫製にこだわったアイテムです。
そしてアウターはBarbourのオーバーサイズ トランスポート キルテッドジャケット。ダイヤキルト仕様でbarbourらしくありつつオーバーサイズで旬なシルエットのこのアイテム。


パンツはRE MADE IN TOKYOのコットンカルゼ タックワイドパンツ。素材だけではなく、ストンと落ちる綺麗なパターンワークで作られた、年間を通して着やすい便利なワイドパンツです。
Barbourの特徴ともいえる重厚なファスナーが無骨な雰囲気を醸し出しつつ、インナーとパンツはきれいめにまとめています。
また、グレーのカーディガンもアウターがブラックなので重くなり過ぎず、脱いだ時には抜け感のあるカジュアルスタイルに仕上がります。
◆着用サイズ (174cm/56㎏)
OUTER:40
TOPS:L
TOPS:3
PANTS:L
コートONコート

❚ スタイリングのポイント
最後には「こんな着方もアリだな」と思ってくれる人がいればと願い、僕が普段しているような恰好をROCOCOのアイテムを用いて表現してみました。

インナーには、BUZZ RICKSONのM-65パーカ。まあ、インナーというよりもアウターなのですが、薄手のコートを厚手のコートを羽織るということが僕が良くやるスタイリングです。このM-65パーカは日本が誇るミリタリーブランドBUZZ RICKSONの拘りが詰まっており、生地はもちろんファスナーなどの細かいディテールまでミリタリー好きの人には垂涎のアイテムです。
パンツはand wanderのオクタフラッフィーパンツ。帝人が開発したポリエステル繊維「OCTA」を裏地に採用した保温性抜群の暖パン。見た目もカーゴパンツのようなポケットと、イタリア軍のコンバットパンツに見られる裾にファスナーを仕込むことでシルエットの調節ができる拘りの詰まったパンツです。


メインアウターはBarbourのパテッドエクスモア。同ブランドのバーレーを膝丈にしたこちらのアイテム。パテッドで防寒性も間違いなし。袖を折り変えすとBarbourのアイコンともいえるタータンチェックが現れます。
このコートONコートのスタイリングの好きなところは、トップのコートを開けてきると同じくらいの丈の布がお目見えする箇所です。さらに中のコートを開けると布の動きが2倍になるので、より歩くのが楽しくなるような着こなしができます。

そしてマフラーはYONETOMIのリジッド カシミア マフラー。このリジットカシミヤならではの油分を含んでしっとりとした肌触りが心地よいです。
余談にはなりますが、このマフラーの巻き方、勝手にバラクラバ巻きと呼んでいますが、フード代わりに使える+耳や顔周りまで暖かい巻き方になりますので是非真似してみてください。
◆着用サイズ (174cm/56㎏)
TOPS:38
PANTS:XL
SHOES:XL
GOODS:F






