Tilak Svalbard(スバルバード)徹底解剖|冬の“最暖”ジャケットと言われる理由
冬の王者。Tilak「Svalbard(スバルバード)」を徹底解剖
──軽さ・暖かさ・機能性。3拍子そろった本気のウィンタージャケット
こんにちは、コロモビトライターのコガタです。
チェコ生まれのアウトドアブランド Tilak(ティラック)。
その中でも“冬の王者”と呼びたくなる存在が、この Svalbard(スバルバード)です。
初めて触れた瞬間に分かるのは、「あっ…これは“ただの防寒着”じゃない」という感覚。
スポーティさと街馴染みのよさのバランス。
驚くほど軽く、そして頼もしいほど暖かい。
その絶妙な落としどころこそ、Tilakの真骨頂。
「なぜ冬の王者」と言われるのかを徹底解説します。
まず結論──Svalbardは“冬における安心感の塊”です

多くの防寒アウターは…
●軽いけど薄い
●暖かいけど重い
この二択を迫られます。
でも「Svalbard」は違います。
“軽いのに分厚く暖かい、しかもコンパクトに畳める”
という矛盾を見事にクリアしてきます。
その存在感をより鮮明にするために、Tilakの人気モデル「Ketil」と比較してみましょう。
Ketilと比べると分かる、Svalbardの“立ち位置”
Tilakのスタンダード中綿ジャケットといえば Ketil。
しかし、Svalbardは「上位互換」ではなく“明確に用途が違う”モデルです。
Ketil(ケティル)

・中綿:CLIMASHIELD® APEX 67g/m²
・表地:Pertex Quantum Air(防風・透湿・軽量)
➡ 動きやすさ・軽快さ重視。街でも山でも万能。
Svalbard(スバルバード)

中綿:CLIMASHIELD® APEX 100g/m²(圧倒的)
表地:GORE-TEX Infinium(防風・透湿・保温・耐水・軽量・しなやか)
➡ Tilak史上 最強の“冬ジャケット”。
Ketilが “オールラウンダー” なら、Svalbardは“冬の守護神”といえる存在です。
“異様に暖かい”理由

秘密は「Climashield® Apex」にあります。
Tilakが長年使い続ける中綿素材、Climashield® Apex(クライマシールド エイペックス)。
正直これ、反則レベルに優秀です。
Climashield® のすごいところ
・ダウンに迫る保温性
・濡れても保温力をキープ
・速乾性が高く、手入れしやすい
・経年でヘタりにくい
・ロフト(嵩)が長期間維持される
「数年でペタンとなる中綿が多い中、Apexは別次元」と言われるほど。
そのClimashield® Apexを100g/m² も封入。
冬物のとしては、かなり“本気”の数値です。
表地はGORE-TEX Infinium

“完全防水しない合理性”がある
GORE-TEX Infiniumは防風・耐水・保温力に優れた素材。
ではなぜ“完全防水”にしないのか?
理由はシンプル。
中綿アウターを完全防水にすると…
・シームテープで価格が跳ね上がる
・動きづらいほどゴワつく
・洗濯・乾燥が大変になる
Tilakはそこをシビアに判断し、
→ 冬の天候に強いアウターとして最適化しているということ。
雪・霧・湿度の高い環境なら余裕。レインウェアとは目的が違う、ということです。
Svalbardが愛される理由①

「細部の作り込みが冬に強い」
他ブランドの“見た目だけの防寒着”とは違い、Svalbardは細かい部分まで抜け目がありません。
フード=極暖仕様+風対策の構造

・全面に中綿入りの極暖仕様
・風でコードがバタついて顔に当たらないようフード内に収納
・フードを使用しない時は後襟の隠しカラーが風をブロック
フロントジップ=YKK WaterTight™

・YKK WaterTight(止水仕様)™ の2WAY構造
・ベンチレーションの役割はもちろん、下から開ければアクセス性も抜群
ポケット類=外3・内3の大容量

・チェスト×1
・ハンドウォーマー×2
・内ポケット×3
※雨には強いですがが、スマホは内ポケットがおすすめ。
スリーブ&シルエット=立体裁断+ロングテール+ドローコード

・Tilakおなじみの立体裁断スリーブで腕が動きやすい
・ロングテールで腰まわりの冷え対策
・裾ドローコードで冷気侵入をシャットアウト
Svalbardが愛される理由②
「収納して“枕”になる楽しさ」
これ、Tilakの遊び心が光るポイント。
内側には、なんと3つのポケットを配置。
その中でも背面の巨大ポケットが面白い。
ジャケットを丸ごと押し込める → 枕になる

山で休むとき、
バッグから取り出して膨らませると ふかふかのピローに変身。
初めて見る人は100%驚きます。
“冬の安心材料”としてバックパックに入れておくのもアリ。
悪天候時の心の支えになる、
いわば ポータブル暖房機のような存在です。
つまり、Svalbard はこんな人にちょうどいい
冬が来るたびに、
「今日、何着よう…」と悩む人へ。
寒さに強い相棒が欲しい人。
できれば軽くて、どこへでも連れていける一着がいい人。
“安心できるアウター”を求めている人。
そんなあなたに、Svalbardはきっと応えてくれます。
おわりに──この冬、Svalbardが“味方”になる人
Svalbardは、見た目の派手さで勝負するジャケットではありません。
ですが、着た瞬間に分かる 「冬への圧倒的な安心感」 がある。
・「今日は寒いな」と思ったら迷わず手に取れる
・軽いのに、しっかり暖かい
・カバンに入れてどこへでも持っていける
・雪の中でも頼れる
派手ではないのに、気づけばいつも一緒にいるアウター。
それが Svalbard です。
冬をもっと快適に。
寒さを気にせず動ける自由を。
そんな1着を探しているなら、ぜひ一度袖を通してみてください。
Tilakの本気を、きっと実感できます。







