ファーストタイプのジージャンってなに?
同じようなデニムジャケット(ジージャン)を羽織っているのに、
「なんかあの人のはおしゃれだな」
と感じたことはありませんか?
「ファースト(1st)」「セカンド(2nd)」「サード(3rd)」「フォース(4th)」と4タイプに分けられることが多いデニムジャケット。
デニムジャケットのなかでも、
元祖モデルとして古着好きやデニムマニアから愛されるのがファーストモデル。
近頃はサードタイプをベースに仕上げたデザインが多いため、
ファーストモデルのデニムジャケットを選ぶだけで着こなしに差をつけられるんです。
1stタイプで玄人感のあるコーデに
“1stタイプ”という呼び名の通り、
リーバイス初のジージャンとして1936年に産声を上げたのが「506XX」。
世に出回っている全てのジージャンの元祖とも言えるモデルで、
このデザインを好んで着用する根強いファンはとても多いんです。
ファッションアイテムではなく作業着として誕生したので、
動きやすさを重視して作られています。
身幅が広めでどことなく野暮ったいシルエットは、
オーバーサイズが旬な今の気分にピッタリなんです。
なんかおしゃれなあの人のデニムジャケット、
もしかして1stタイプじゃないですか?
ファーストタイプのデニムジャケットの特徴
野暮ったいシルエットが魅力のファーストモデルなんですが、
そのかたちの特徴を見ていきましょう。
片側のパッチフラップポケット
左胸の低めの位置にひとつだけ取り付けられたフラップポケット。
低めに配置した設計がレトロな雰囲気を漂わせます。
片側のみにポケットが配されているのは、
ファーストならではの特徴的なディテールのひとつなのです。
フロントプリーツ
前立てのボタン脇に施されたアクションプリーツとよばれるヒダも特徴です。
(このディテールはセカンドモデルにもあります。)
装飾の役割に加えて、フロントを締めて着用したときの
可動域も確保してくれるディテールです。
バックルベルト式アジャスター
ファーストモデルならではのディテールはバックスタイルにもあります。
ウエスト部分のベルト(シンチバック)に注目。
ワークウェアとしての実用性を追求していたことが見て取れるデザインは、武骨な雰囲気を漂わせます。
ファーストタイプのジージャンおすすめ
リーバイスのファーストモデル506xxですが、
40年代で状態の良いモノであれば、100万円を超えることがざらにあります。
かっこいいんですけど、それはさすがに現実的じゃないですね。
購入するのはほとんどコレクターの方やヴィンテージマニアの方です。
そんなファーストモデルを現代に再現したジージャンを紹介します。
JAPAN BLUE JEANS(ジャパンブルージーンズ) RJB3866 別注 モンスター デニムジャケット
JAPAN BLUE自慢の超厚手デニム「モンスター」を
リーバイス506に落とし込んだこちら。
これまでに2ndタイプのものは展開されておりましたが、
昔から1st、2ndはどちらも人気があり好みが分かれるところ・・・。
1st派の方にも喜んで頂きたい!という想いから、ROCOCO別注が完成しました。
REMI RELIEF(レミレリーフ) デニム 1st ジャケット
ヴィンテージ1st型のディティールはそのままに、着丈やシルエットを現代風にモディファイしたデニムジャケット。
一見ユーズドのようにみえる生地は、職人の手で一枚一枚丹念に加工されたもの。
随所に見られるダメージ加工も、長年着古したかのように本当にリアルです。
G3についての記事もあるのでこちらも目を通して頂けると幸いです。
>>次に育てるなら?幻の力織機「G3」で織られたセルビッチデニムでしょう!動画あり
最後に
カップ麺は、「カップヌードル」
ポケモンは、「赤と緑」
おにぎりは、「塩おむすび」
結局男は「元祖」がいいんですよ。やっぱり。
ということでジージャンの元祖、ファーストモデルについてでした。
ジージャンについて別の記事もありますので、よろしければそちらも。
>>30代からのデニムジャケットの選び方と合わせ方