あなたは知っていますか?前合わせの雑学|メンズ・レディースで違う理由と正しい選び方
「このシャツ、なんか違和感がある」
そう思ってよく見てみると、ボタンの向きがいつもと逆だった…
実は、シャツやジャケットには「前合わせ」という決まりがあり、メンズとレディースではボタンの掛け方が違うのです。
✔ メンズ服 → 左身頃が上にくる(ボタンが右についている)
✔ レディース服 → 右身頃が上にくる(ボタンが左についている)
言われてみると「そういえば…!」と思うかもしれませんね。
でも、なぜこんな違いが生まれたのでしょう?
実はこのルール、意外な歴史的背景によって生まれたものなのです。
今回は、男女で服の前合わせが違う理由や、その面白いルーツ、そして現代のトレンドまでわかりやすく解説していきます!
そもそも「前合わせ」って何?
「前合わせ」とは、洋服の前身頃の合わせ方のこと。
具体的には、シャツやジャケットなどのボタンやファスナーの向きを指します。
✔ メンズ服→右前(ボタンが右側についている)
✔ レディース服→左前(ボタンが左側についている)でも、なぜこんな違いがあるのでしょう…
なぜ男女でシャツの前合わせが違うのか?
それを知る大きな要因は前開きの服を留めていた「ボタン」の存在です。
少し遠回りな説明になってしまいますが「どのような時代背景でボタンが誰に留められていたか」を考えるとスッと自然に理解できるんです。
起源は14世紀頃のヨーロッパ宮廷
当時、ボタンが付いている洋服は宮廷で着用されてました。宮廷なのでもちろん着るのは上流階級の人間です。
王族と庶民の貧富の差は現在より格段に開いており、 服装や頭の被り物を見ると着ている人の地位や身分がすぐにわかるようになっていて、ボタン付きのシャツはいわばステータスでした。
対して、庶民の服装はボタンなどついておらずシンプルで実用的。社会で最も下級クラスの女性が着るのは、形の無い衣服だったようです。
上流階級の習慣
ボタン付きの衣類を着る上流階級の習慣を男女別にみていきましょう。
男性は自分で服を着る
男性は自分で洋服を着替えます。当時から右利きが多かったようですから、ボタンが右にあった方が着替えやすいのです。
左手でボタンホール側を固定し右手でボタンを留める。その方が動かしやすいんですね。
きっと皆様もそうですよね?
じゃあ女性は左利きが多かったのか?いえいえ、そういう訳ではありません。
女性は人に着させてもらう
彼女たちの身分ですと自分で服を着ません。「使用人に着せてもらう」のです。
右利きの使用人からすると、向かって左にボタンがある(男性とは逆)の方が留めやすい、ということになるのです。
映画「マリーアントワネット」なんかをイメージして頂いたらわかりやすいですね。
中世ではボタンがついたドレスは一部の貴族しか着ていなかったので「女性は人から着せてもらうことに便利なように」形が作られたんですね。
その習慣で男性は右ボタン、女性は左ボタンという形に慣れていった歴史があるようです。
軍服・作業服との関係
軍服や作業着も「右前」が基本。これは、武器を持った際や作業時に動きやすいよう考えられています。
この伝統が、現在のシャツやジャケットにも受け継がれているのです。
「前合わせが逆」だとどうなる?
「たまたま買ったシャツのボタンが逆だった…」
そんなとき、着るのはアリ?ナシ?
結論、シャツやジャケットは前合わせの向きが逆だと違和感が出やすいです。
✔ ジャケットやシャツ→デザインのバランスが崩れるため、気になる人が多い
✔ コート→前を開けて着ることが多いので、そこまで気にならない
「気にしない派」もいますが、フォーマルな場では違和感を覚える人がいるので注意しましょう!
近年のトレンド|ジェンダーレスファッション
近年、ユニセックス(男女兼用)のデザインが増えており、前合わせの概念も変わりつつあります。
✔ ユニセックスブランド→ボタンをつけないデザインが主流
✔ ジェンダーレスファッション→左右の区別をなくす流れも
特に海外ブランドでは、前合わせの向きを統一しないケースも増えてきました。
「前合わせ」で服選びをもっと楽しく!
✔ 前合わせとは、服のボタンの付き方の違い
✔ メンズは「右前」、レディースは「左前」が基本
✔ 歴史的背景や機能性が影響して、このルールが生まれた
✔ フォーマルな場では、前合わせを意識するのが無難
✔ 最近はユニセックスデザインも増えてきている
「今まで意識したことなかったけど、言われてみると納得!」という方も多いのではないでしょうか?
次に服を選ぶとき、ぜひ「前合わせ」にも注目してみてください!
ちょっとした違いが、スタイリングの印象を大きく変えるかもしれませんね。