デニムの新たな可能性に挑む『SHIN-DENIM=シン・デニム』とは?
こんにちは、コロモビト.です。
デニムの魅力の一つが色落ち。この色落ちは個々のデニムアイテムにだけ存在し所有者にとって特別な意味を持ちます。
しかし、この色落ちはカジュアルな印象が強くなる、また色移りをしてしまうということもあり作れるアイテムが限定されてしまいます。
コロモビト.をご愛読いただいたいる方の中にも「色落ちせずにいつまでもきれいな印象でデニムアイテムを使いたい」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで今回はJAPAN BLUE JEANS(ジャパンブルージーンズ)が開発した色落ち・色移りがほとんどない『SHIN-DENIM=シン・デニム』についてのお話をさせていただきます。
インディゴについて
まずはデニムを語るのに欠かすことができな「インディゴ」についてシェアしておきましょう。
インディゴは、古代から使用されてきた貴重な染料であり、その歴史は非常に古くさかのぼります。紀元前4,000年以上前の古代テキスタイルからインディゴ染色の痕跡が見つかっており古代エジプトやメソポタミア(現在のイラクなど)にまでさかのぼることができます。
インドや東アジアまたエジプトなどに古くから生息する熱帯植物の「Indigofera=インディゴフェラ」の葉から抽出された染料によるもので、インディゴの名前はもっとも古いインディゴの染色地インドに由来していると言われています。
インディゴの染料は経済的な価値が高く、古代から中世にかけて貿易の対象となり、西アジアや地中海地域を経由してヨーロッパにも広まりました。
インディゴ染めは原料となる植物の葉を発行させて染色する為に高い技術と多くの時間が必要でした。
そこで19世紀に化学染料の発展と人工合成によるインディゴの代替品が開発が始まり、19世紀後半に合成インディゴが完成し瞬く間に広く知れ渡るようになりました。
「LEVI'S=リーバイス」による量産ジーズンが誕生したのが1873年、この合成インディゴの完成がジーンズの大量生産に繋がったと考えられています。
デニムが色落ちする理由
次に「なぜデニムは色落ちするのか?」という点についても触れておきましょう。
インディゴ染めにはいくつかの方法があるのですが、ここではヴィンテージと呼ばれるデニムに多く採用されている「ロープ染色」についてご紹介させていただきます。
インディゴ染めは、染料液に浸透させたのちに取り出して空気中で酸化させることで青色に発色します。
インディゴ染料は一度で濃い色に染めることが困難なため、浸透と空気中での酸化を繰り返す必要があります。
この作業を効率的に行う為に生み出されたのが「ロープ染色」と呼ばれる工法です。
「ロープ染色」は何本もの糸を束ねてロープ状にして高い位置からインディゴの入った溶液に漬けた後に引き上げて空気に触れさる作業を繰り返して色を染めていきます。
「ロープ染色」で染めた糸は外側から少しずつ染まっていき糸の芯に近づくほどに色が薄くなり芯までは染まりません。
この芯まで染まり切らない状態を「中白」と呼び、デニムならではの「色落ち」という魅力的な表情を生み出します。
逆にインディゴは染着力が弱いため摩擦に弱く、物と擦れることで色落ちや色移りを発生させる原因ともいえます。
『SHIN-DENIM=シン・デニム』とは?
『SHIN-DENIM=シン・デニム』とはヴィンテージデニムブランドとしても知られる「JAPAN BLUE JEANS=ジャパンブルージーンズ」が独自に開発した「色落ちしない」デニム生地です。
デニムの魅力ともいえる「色落ち」を敢えて否定。
「色落ち」するため通常はデニム生地を使用しないスーツや制服、また壁紙・ソファーなどのインテリア分野での活躍も期待されています。
いつまでも上品に穿けるデニムパンツ
色落ちすると、どうしてもカジュアル感が強くなりがちということもあり「キレイに穿きたいので色落ちさせたくない」「買ったときの色合いを維持したい」という方は意外と多いものです。
『SHIN-DENIM=シン・デニム』を使用したアイテムは、そんな方々の願いを叶えてくれます。
ビジネスシーンでも使える
色落ちしない『SHIN-DENIM=シン・デニム』で作られたアイテムはビジネスシーンでの活躍も期待度大。
テーラードジャケットとトラウザーパンツのセットアップは、上下セットで着たり別々に着ることでオン・オフ関わらずに着まわすことが可能です。
『SHIN-DENIM=シン・デニム』アイテム2選
JAPAN BLUE JEANS(ジャパンブルージーンズ) 別注 RJB3960 シンデニム 8.5oz オフィサー テーラードジャケット
JAPAN BLUE JEANS(ジャパンブルージーンズ) 別注 RJB4691 シンデニム 8.5oz オフィサー テーパード トラウザーパンツ
最後に
「JAPAN BLUE JEANS=ジャパンブルージーンズ」は
・常に新たな挑戦を続ける。
・常に創造的な仕事を行う。
・常に感動する心を持つ。
を行動指針として掲げています。
今回ご紹介した『SHIN-DENIM=シン・デニム』も、そんな「JAPAN BLUE JEANS=ジャパンブルージーンズ」ならではの新たな可能性を感じさせるプロダクトです。
JAPAN BLUE JEANSの記事は他にもございますのでお時間のある時にでもご覧ください。
▼日本が世界に誇る「16.5oz “MONSTER”セルヴィッチデニム」の魅力に迫る。
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