【ガチ検証】46歳オジサンが「時速7kmの早歩き」で大阪マラソンに挑んだら?制限時間ギリギリの42.195km完歩レポート

どうも!

ウルトラウォーキングを愛し、ウォーキングの女神に愛されたい男、コロモビト.ライターのワタナベです。

突然ですが… 今回はアイテム紹介やレビュー、ウルトラウォーキングの話でもなく、フルマラソンの話。

先日読者の方から、一通のお便りが届きました。

「シューズなど、数々の体当たりレビュー(笑)楽しく拝見させていただいております。 ワタナベ氏はウルトラウォーキングの他に、フルマラソンには挑戦しないのですか?挑戦する機会があればぜひ記事にしてください。」

実は私、先日開催された「大阪マラソン2026」に出場してました!

そこで今回はリクエストにお応えして、「大阪マラソン2026」を時速7kmの極限の早歩きで完歩してきた、汗と涙のドキュメントをお届けします!

目次
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なぜ大阪マラソンに??


写真:2025年5月5日 琵琶湖200GPゴールの瞬間

時は、大阪・関西万博がフィナーレまで残り2か月と、絶好調に盛り上がりを見せている2025年8月某日。

同年5月に開催された琵琶湖200GPを無事完歩以降、自由気ままに長距離ウォーキングを楽しんでた私は急にあることを閃く。 「200kmも歩けたんだから…フルマラソンも完歩できるんじゃね?」

「大阪マラソン2026」がエントリー中だったことを知り、ダメもとで応募してみたところ、なんと9月26日に当選の通知が!!

ノリと勢いでつかんだ当選。しかし、出場するランナーの方々に失礼の無いよう、ウルトラウォーカーのプライドに懸けて、制限時間内の完歩を本気で目指します。

極限を共にする装備一覧


写真:とある日のワタナベ

新しいバックパックも買おうか迷ったのですが…極限状態では「使い慣れていることが一番!」。ウルトラウォーキングの大会と同じ、絶対に信頼のおける布陣です。

・シューズ:クラウドモンスター2(On)
▶︎ 1,000km以上歩き倒してその極厚クッションと反発力を実証済みの相棒。未知のアスファルト地獄を駆け抜けるには、この靴の絶対的な推進力が必要不可欠でした。

>> 過去の1,000kmガチ検証レビューはこちら <<

・アウター: ハードシェルジャケットクレアス(デサントオルテライン)

・バックパック: キャッスルロック20L(コロンビア)

・その他: モバイルバッテリー・下痢止め・痛み止め・ポケットティッシュ

・行動ショック: 塩分タブレット数個・ゼリー飲料2つ・水1本・スポドリ2本

絶対に遅れられない歩行計画

私は最後方のブロック「Jブロック」からのスタート。スタート地点に到達するのはおそらく10時前後。 トップランナーがスタートする9時15分から7時間が制限時間なので「16時15分」までにはゴールしなければなりません。

つまり、「6時間15分」で完歩を目指すことになります。

途中トイレやトラブルに対応するための15分の余裕を確保するには、「1キロ約8分34秒=時速7キロ」のペース維持が絶対条件。 不動産の案内でよく見る「徒歩1分=80m」が時速4.8キロなので、その約1.5倍のハイスピードで6時間歩き続ける異常な計算です。

計画だけ見ればバッチリですが、果たして……。

大会当日


写真:各自手荷物を預けてスタートブロックに向かいます

すみません、もともと記事にする予定はなかったので、ここから先、極限状態すぎて写真素材が極端に少ないです(汗)。しかし、その分リアルな痛みと焦りをお伝えします!

当日の最高気温は21℃越え。そして最低気温は8℃と、2月下旬とは思えない容赦ない暑さと寒暖差が、最初からランナー達の体力を奪いにきていました。

大阪マラソンスタート

スタートまでの道のり


9:15 日影はまだまだ寒いです

9時15分、第一ウェーブがスタート。号砲が聞こえると、みんな一斉に拍手をし始め、テンションが上がりはじめます。


9:45 日向に出ると急に暑さを感じます

9時45分、第三ウェーブの号砲が聞こえると、各ランナー達は「いよいよ自分たちの番だ!」と、第一・第二ウェーブとはまた違った盛り上がりを見せます。とは言っても、まだスタートラインに到達していないので、まずはスタート地点を目指しソワソワしながら移動します。


9:45 スタート地点到着

ようやくスタート地点に到着。吉村知事に山中教授、そしてアンミカさん!みんなの熱いエールに見送られながら、42.195キロの旅に出発します。

〜20km:容赦ない暑さと塩


11:08 / 9.7キロ地点:北御堂

現在、御堂筋を南下中。柏原市少年少女鼓笛隊が応援してくれています。 ペースは予定よりも早い、1キロ8分切りのスピード。周囲のランナーが当然「走って」いる中、私は「歩き」でランナーに食らいついているため、いつも以上に息も心拍数も跳ね上がります。


12:05 / 約17キロ地点

「折り返し点」とありますが、中間地点ではありません。いくら早歩きとはいえ、このヘアピンカーブでの減速と加速は、地味に足腰の筋肉を削ってきます。


12:34 / 20キロ地点

ようやく20キロに到達しました。とにかく暑い!顔や腕を拭うと「ジャリッ」と音を立てるほどの塩。慌てて塩分タブレットでナトリウムを補給しました。なんとか、ここまではキロ8分ペースを維持!

20〜40km:痛みと相棒の真価


12:56 / 22.6km収容関門

ここの収容関門時刻は「13時19分」なので、約25分のアドバンテージがあります。トイレや何かしらのトラブルがあっても少しだけカバーできる余裕はありますが、絶対に油断はできません。


13:21 / 25.5km地点 ブルーフェアリーズ(チア)による応援

ここからが地獄でした。定期的に給水ポイントがありますが、ランナーが密集しており、立ち寄ると致命的なタイムロスに繋がるため、携帯しているドリンクのみでスルーして先を急ぎます。

普段、ここまでハイペースで長時間歩き続けることがないため、徐々に股関節に鉛を流し込まれたような鈍痛が走り始めました。

しかし、ここで頼りになったのが相棒の「クラウドモンスター2」。 極厚のクッションがアスファルトの無慈悲な打撃を吸収し、その反発力が強制的に足を前へ、前へと運ばせてくれます。1,000km歩いて確信したあのポテンシャルが、この極限状態で完全に牙を剥きました。この相棒がいなければ、間違いなく足が止まっていたはずです。


14:20 / 32.195km地点

現在、谷町9丁目。残り10km。 疲労はピークに達し、1キロ平均ペースが8分30秒まで下落。少しでも気を抜けばキロ9分台に落ち、関門に引っかかります。 しかしここで、周囲のランナーが次々と歩きに変わる中、私はひたすら「最速の歩き」で抜き去っていく奇妙な逆転現象が起きていました。常にタイムリミットの足音が背後に迫る、ヒリヒリとした切迫感が続きます。

40km〜ゴール:歓喜の瞬間


15:45 / 41.4km収容関門

遂に最終の収容関門を通過!なんとか関門時刻に対し20分のアドバンテージを最後までキープできました。ここまで来たらあとは、最後まで気を抜かずにゴールを目指すだけ。


15:50 / 42km地点

両サイドには、ランナーの通過を拍手で出迎える人たち。私たちも笑顔で応え、会場全体の思いが一つになっていきます。


15:52 / フィニッシュゲート

ついに、フィニッシュゲート到着です。


15:52 / ゴール地点の定点カメラより

そして……無事ゲートを通過してゴール!!!!!

記録 

歩き終えて


ゴール後は想像以上にヘロヘロでした

無事、フィニッシャーメダルとタオルを受け取りました。 大阪城をバックにポーズを取りながら記念撮影でも…と思いましたが、そんな余裕は1ミリもなく、写真のヘロヘロ具合がすべてを物語っております(笑)

歩き終えての率直な感想は、「100km歩くより疲れた!」。 ウルトラウォーキングの大会にも関門時間はありますが、終始トップスピードで歩き続けなければ間に合わないなんてことはほぼありません。常にタイムリミットと戦い続けるフルマラソンは、体力的にも精神的にも想像を絶する負荷でした。

でも不思議なことに、「もう二度と出たくない」なんて思いは湧かず、「また挑戦したいな」という清々しい気持ちでいっぱいでした。
 おそらくそれは、スタートからゴールまで途切れることなく沿道からの声援があり、地域ごとに独自の応援が文化として根付き、応援してくれる人とランナーが一体になって「このお祭りを楽しむ空気」があったからこそだと思います。

全ランナーの皆さん、応援してくれた沿道の皆さん、大会を運営サポートしてくれた皆さん、本当にお疲れさまでした。とても心温まる、最高の1日でした。

おわりに

当初、記事にする予定もなかった上に、写真を撮影する余裕もなかったため、かなりダイジェストな内容になってしまいました。

しかし、今回初めて「スピードにこだわって歩く」という極限の楽しさに気づいてしまった私。

このスピードへの情熱をぶつけるため、来年、ある大会に出場することを決めました!


引用:ワールドマスターズゲーム2027関西

ワールドマスターズゲーム2027関西 45歳以上の「10キロ競歩の部門」にエントリーします!!

新たな挑戦のレポートを、どうぞお楽しみに!

「新発売のクラウドモンスター3のここが知りたい!」や「ワタナベ歩くの頑張れ!」のメッセージはこちらから。

画像の説明

コロモビト.ではあなたを魅力的にする情報をお届けしていきますので、またお越しいただけましたら幸いです。

よろしければブックマークよろしくお願いいたします。最後までお読みいただき、ありがとうございました!

この記事の執筆者 ワタナベ
この記事の執筆者 ワタナベ
■年齢:45■身長:169■趣味:ウルトラウォーキング■好きな服(スタイル):短パン・黒T■座右の銘:努力は天命さえも変える。
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