On<オン>のアイコンモデルが遂にアップデート-クラウド6を徹底解説
どうも!
ウルトラウォーキングを愛し、ウォーキングの女神に愛されたい男、コロモビト.ライターのワタナベです。
世界中でOnファンを魅了し続け、ブランドを象徴する「Cloud5」がさらに進化し、ついに「Cloud6」として登場しました!
以前、私(ワタナベ)が愛用するシューズ「Cloudmonster2」について熱く語りましたが、今回はアップデートした「Cloud6」について、「Cloud5」と比較しながら熱く解説してみたいと思います。
それでさっそく、いってみましょう!
OnのアイコンモデルCloudシリーズ
CloudシリーズはOnを代表するアイコンシューズラインであり、軽量性とクッション性を両立する設計と、いつでも誰でも履けるクラシックなデザインが特徴です。
前世代モデル「Cloud5」とは
2014年に販売開始されたOnのアイコンモデル「Cloud」が、様々な改良が施され2022年に「Cloud5」として誕生。世界中でOnファンを魅了し続け、ランニング市場だけでなくファッションシーンでも支持されているモデルでした。
新世代モデル「Cloud6」を徹底解説
「Cloud5」の登場から3年、満を持して登場した「Cloud6」。毎日履ける「デイリーシューズ」として、数々のテクノロジーがアップデートされています。
それでは、前世代モデル「Cloud5」と比較しながら、「Cloud6」の進化したポイントを見ていきましょう。
進化ポイント1:CloudTec
OnのアイデンティティともいえるCloudTecは、ソールに複数のクラウドポッド(空洞)を設け、着地時の衝撃を効率的に吸収。蹴り出し時には、その空洞が元に戻ろうとする力で反発力を生み出します。
Cloud6では、クラウドポッド(空洞)の形状が横長に変更され、ボリュームやポッド配置が改良されたことで、これまで以上に安定感のあるスムーズな重心移動を実現しています。
進化ポイント2:ラバーパッド
Cloud5では複数に独立していたラバーパッドが、Cloud6では「前足部」と「かかと」がそれぞれひとつのラバーパッドに統合され、グリップ力と耐久性が向上しています。
進化ポイント3:履き口
履き口が広くなり、スピードシューレスシステムと相まって、よりスムーズな着脱が可能になりました。また、足幅が広くて今まで「Cloud5」は細くて履けないと敬遠していた方も安心して履けるようになっています。
もちろん、ただ広くなっただけではなく、履き口に合わせてヒールカップのバランスも改良され、ホールド力も一段と向上しています。
ワンポイントアドバイス
左右それぞれの金属アイレットの上に、さらにもう一つアイレットが設けられています。
フィット感をさらに調整したい場合は、シューレースの先をほどいて、反対側のアイレットに通し、元通り玉結びをすれば、微調整が可能です。
スピードシューレース(ゴム紐)が切れた時や、より高いフィット感を求める場合は、付属のシューレースに交換することも可能です。
進化ポイント4:サステナビリティ
アッパーにはリサイクル素材を35%使用し、ミッドソールには50%のバイオ素材を採用。従来のモデルと比べてボトムユニット製造時のCO2排出量を20%削減しています。
機能性とデザイン性を維持しながら、環境負荷を抑えた「履く人にも地球にも優しい」シューズへと進化を遂げています。
履いてみた感想
Cloud6のソールは、Cloudmonsterシリーズや最近のシューズと比較すると、やや薄めの設計です。ポンポン弾むような感覚ではなく、適度なクッション性がありながら、安定感とメリハリのある動きやすさを感じる履き心地でした。
「雲の上を歩く感覚」や「フカフカな履き心地」を期待していると、Cloud6を履いたときに「思ったより柔らかくないな…」と感じる方も多いかもしれません。
ですが、ソールが厚くクッション性の高いシューズには、沈みすぎたり横ブレしやすいというデメリットがあり、捻挫のリスクもあります。
Cloud6の場合は「ソールが薄い=クッション性がない」わけではなく、足がしっかり地面を捉える感覚を実感しながら、日常使いには十分なクッション性が備わっています。「デイリーシューズ」として最適化された仕上がりだと私は感じています。
ランニングシューズとしてどうなの?
様々なレビューサイトや記事で、ランニングシューズとしてもオススメ!といった内容を見かけます。「Cloud6」がランニングシューズとしてどうなのか解説する前に、まずは「初代クラウド(以下:クラウド)」が登場した当時を振り返ってみましょう。
原点ではなく基点・核となるモデル
引用:Triathlon Lumina ※価格は当時の販売価格
「クラウドシリーズ」は、Onのアイコンモデルとして多くの人に知られていますが、意外にもブランド最初のモデルではありません。Onの最初の一足は2010年に登場した「クラウドサーファー」、次に2012年に「クラウドレーサー」、そして2014年に「クラウド」が登場します。
画像:2020年に販売されていた「Cloud」。2014年に登場以降、細かなアップデートが繰り返され2022年まで販売されます。
「クラウド」は、レースやトレーニングはもちろん、カジュアルな普段使いにも対応できるマルチに活躍するモデルとして登場しました。その後、当時Onの世界展開をリードしていたスイス、ドイツ、アメリカの三大マーケットで、ランニングシューズの枠を超えて日常的に使える「デイリーシューズ」として多くの支持を集め、ブランドの認知度向上に貢献します。
引用:Triathlon Lumina ※価格は当時の販売価格
後に、「クラウド」を基点に、次の代表作「クラウドフロー」や「クラウドフライヤー」と登場し、その2モデルの良さを併せ持つ「クラウドスイフト」が誕生します。「クラウドサーファー」がブランドの原点であれば、「クラウド」は基点であり核のような存在となります。
「クラウド」が登場した当時、Onのラインナップは現在ほど豊富ではなかったと思います。そのため「クラウド」は、ランニングカテゴリにおいて重要な役割を果たしていたことは間違いないはずです。
デイリーシューズとしての進化
画像:現在のOn公式ページ
現在のOnはカテゴリ(シーン)に合わせた、多くのモデルがラインナップされています。Onの公式ページでは、「クラウド6」はライフスタイルカテゴリの「オールデイ」に位置付けられています。
新作説明会では、今回のアップデートにより「クラウド6」がデイリーシューズとして完全に進化したと説明されていました。もともとランニングシューズとして誕生しましたが、現在ではブランドを代表するアイコンモデル「デイリーシューズ」として重要な役割を担っています。
Onの高いデザイン性と快適な履き心地を日常に最適化したモデルが「クラウド6」であるため、「ランニングをしたい」と考えている人には、他のモデルがオススメです。
まとめ
履き心地、デザイン性、機能性、そして環境への配慮――「Cloud6」はアイコンモデルにふさわしい進化を遂げました。カジュアルスタイルはもちろん、ビジネスカジュアルなど、日常のあらゆるシーンで活躍する一足に仕上がっていると思います。
この機会にぜひ「Cloud6」を履いて、Onの最新テクノロジーと洗練されたデザインを体感してみてください。
おわりに
いかがでしたでしょうか。私はウォーキングでモンスター2を愛用していますが、デザイン性を除けば、その高いクッション性は日常使いに常に必要か?と疑問に思うこともありました。
今回、Cloud6の進化ポイントをお伝えしていく中で、Cloud6がいかにデイリーシューズとして最適化されているかを実感しました。今では、Cloud6が私の日常使いの相棒として仲間入りしています。
そして、この記事を書いている今、私の足元は――もちろん、Cloud6です。
コロモビト.ではあなたを魅力的にする情報をお届けしていきますので、またお越しいただけましたら幸いです。
よろしければブックマークよろしくお願いいたします。最後までお読みいただき、ありがとうございました!
Cloudmonster2を徹底解説
1,000km以上歩いた私が語る!On クラウドモンスター2のリアルレビュー