【コットンリサーチクラブ】の“無地|ブランクボディ”に惹かれる理由。
無地のTシャツやデニム|ジーンズに、【語る力】を感じたことはありますか…?
コットンリサーチクラブは、【普通】を極めた先にある特別な一着を提案する「MADE IN JAPAN」の新しいブランクボディブランドです。
では、なぜコットンリサーチクラブが今注目されているのか…。コットンリサーチクラブとは何者なのか…。その魅力に迫ります。
コットンリサーチクラブとは?
MADE IN JAPANにこだわったブランクボディのブランド【コットンリサーチクラブ|COTTON RESEARCH CLUB】。
手がけるのは日本が誇るストリートブランド〈ア ベイシング エイプ®〉で約27年間ディレクションを担当してきた双子の兄弟、山野辺一徳氏、山野辺勧二氏の両名。
1996年に原宿のNOWHEREからキャリアをスタートしており、まさにストリートファッションを知り尽くした両名だ。
ラインナップされるのはTシャツ、スウェット、フーディー、スウェットパンツ、デニムの5型。高品質なテキスタイルで名を馳せる東紀繊維(大阪市)やカイハラ(広島県福山市)、世界でも有数のコットントレーダー豊島の協力により、上質な素材をベースにした物作りを実現しています。
紡績や生地、縫製を「MADE IN JAPAN」にすることで、ブランクボディとしての普遍性と確かなクオリティを備えながら、彼らが【90年代】から培ってきたユースカルチャーのムードも感じられるコレクションに仕上げられています。
“無地”に惹かれる4つの理由
ブランドロゴより、クオリティが語る
コットンリサーチクラブの最大の魅力は、目立つロゴや装飾に頼らず、「素材」と「設計」の質だけで勝負している点。無地であることを武器にするためには、着心地・シルエット・縫製、そのすべてに説得力が必要です。
手に取った瞬間の“生地の厚み”、袖を通したときの“落ち感”、洗いを重ねたときの“育ち方”。「着る人の五感」で評価されるモノ作りこそ、コットンリサーチクラブの真骨頂です。
90年代の空気感を今に再構築
1990年代のアメリカンヴィンテージ──
それは、山野辺兄弟が培ってきたルーツの中心にあるもの。コットンリサーチクラブのプロダクトには、当時のムードが自然に息づいています。
丸胴ボディ、シングルステッチ、空紡糸のざらっとした質感。どれもが今のTシャツでは見かけなくなったディテールばかりですが、これらが「なぜ良かったのか」を今の技術で再解釈し。懐かしさだけでなく、今だからこそ新しく感じる“無地のプロダクト”がココにあります。
徹底した“MADE IN JAPAN”
紡績・編み・縫製。すべての工程を日本国内で完結させる姿勢は、品質への信頼の証。東紀繊維やカイハラといった国内屈指の生地メーカーとの協業により、素材そのものに高い説得力があります。
たとえばTシャツには、和歌山で編まれた6.6オンスの丸胴天竺を採用。デニムには、広島県福山市のカイハラによる15オンスのセルビッジデニムを贅沢に使用。いずれも海外メゾンにも認められる品質を持ちながら、価格帯はあくまで“日常着”として設計されているのも嬉しいポイント。
ユニフォームとしての“普遍性”
年齢・性別・カルチャーにとらわれない、無地という選択。コットンリサーチクラブは、「誰が着ても似合う」ではなく、「誰が着ても自分らしくなる」無地服を目指しています。
だぼつかず、タイトすぎないフィット。余白があるのに整っているパターン設計。だからこそ、無地でも、自由に楽しめる。自分自身のスタイルにすっと馴染んでくれる、そんな信頼感がコットンリサーチクラブにはあります。
展開アイテム紹介(Tシャツ|デニム)
6.6oz 半袖 丸胴Tシャツ
◉ 生地
絶妙なドライタッチを堪能できるUSAコットンを100%使用。6.6オンスと一般的なTシャツに比べやや厚手の設定です。
厚めでありながらごわつかず、軽い質感の仕上がりは「空紡糸」とも呼ばれるオープンエンド糸のおかげ。繊維の中に空気を多く含む製造方法で、優れた吸湿性と速乾性が着心地の良さを高めます。
◉ ネック
襟元はベーシックなクルーネックを採用。柔らかなリブが着脱のしやすさをサポートします。
肩からネックの後ろを通るタコバインダーは隠れたポイント。縫い目の凹凸感を軽減するとともに、肩と首周りの強度を高め、数年に渡って着続けられる1枚に仕上げています。
◉ ステッチ
袖と裾は1本の糸で縫われた「シングルステッチ」仕様。90年代半ばまでのUSA製のTシャツに多く見られた、表面にステッチが主張しないディテールです。
このあしらいには専用のミシンと熟練の職人技が必要。生産効率が低い手法を敢えて選び、当時のヴィンテージ品さながらの風合いを演出しています。
◉ 丸胴編み
胴周りは縫い目のない丸胴編みで、ノンストレスで着心地の良い仕上がり。
15oz セルビッチデニム ジーンズ
◉ 生地
海外高級ブランドも使用している福山のカイハラデニムを採用。ヴィンテージシャトル織機で織られた、スペシャルな日本製15オンスのインディゴセルビッジデニムを使用。レギュラーは11.5-13オンスが多いので、やや重めな印象です。
ブラウンコットンを使用した#6シングルリング紡績糸は、着用するにつれヴィンテージ感×ユニークな色合いになっていきます。
生デニム|リジットなので初回の洗濯で縮むことを考慮したサイズ選びが重要です◎
◉ シルエット
リーバイス501のように、クラシックなヴィンテージデニムにインスパイアされた、テーパードレッグのストレートフィットジーンズ。
◉ 経年変化
ブラックは、糊がついている新品の状態だとやや薄めですが、1度洗濯していただくと糊が落ち、濃いブラックになります。
なぜ今、コットンリサーチクラブなのか?
「ブランドは見せるもの」から「クオリティで伝えるもの」へ。ファッションの価値観が変わる今だからこそ、無地に惹かれる人が増えています。
そんな時代に登場したコットンリサーチクラブは、単なる無地ブランドではない。日本のものづくり、90年代の空気感、ストリートへの造詣──そのすべてを一枚のTシャツやデニムに込めた、カルチャーと品質の融合体。
海外でも注目される理由は、“何も語らない”のに、しっかりと伝わってくる“本物感”があるからです。
まとめ|“何も語らない”から引き立てる
ロゴもプリントもない、ただの無地。何物でもない感じが逆に良い。ベーシックを極めた先にいきつくのはこういうことなのかもしれない。
「ブランドを背負わない。だからこそ着る人に寄り添う。」
なぜなら、素材と技術、そして文化の積み重ねが、その一枚の中に宿っているから。“無地”という静かな表現を選ぶことで、あなた自身のスタイルや生き方が自然と際立ってくる。
次に手に取る“何気ない一着”を、コットンリサーチクラブで選んでみてはいかがでしょうか。