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ロココの名品「RJB4600 オフィサーパンツ」

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こんにちは、コロモビト.です。

本日は、皆さまからご好評頂いているロココの名品「RJB4600 オフィサー テーパード トラウザー」をご紹介させて頂きます。

ロココでは様々なアイテムを取り扱っており、一つ一つにバイヤーの「こだわり」がたくさん詰まっています。
特に別注アイテムとなると、皆さまに「こういうのが欲しかった!」と思って頂けるように細かい部分にも思考を巡らせています。
しかしながら、商品ページという限られたスペースでは全てを語ることができず、、、

ということで!
今回は「RJB4600 オフィサー テーパード トラウザー」の語りきれなかった「こだわり」をお伝えしていきたいと思います。

JAPAN BLUE JEANS 別注
「RJB4600 オフィサー テーパード トラウザー」

「RJB4600 オフィサー テーパード トラウザー」は、JAPAN BLUE JEANSに別注して製作したパンツです。
様々なパンツを取り扱っているロココの中でもシーズンを問わず人気が高く、累計3000本以上を販売したまさに「名品」と呼べるアイテムです。

こだわりの「MADE IN 岡山」

製作するにあたって、特にこだわったのは「染色」「生地」「デザイン」の3つ。

染色から縫製まで全て岡山県で完結。
岡山県といえばジーンズが有名ですが、それはパンツを製作する技術力があってこそのものです。
ジーンズで培われたその高い技術力をもって、このオフィサーパンツが完成しました。

MADE IN JAPANよりも、さらに特別な『MADE IN 岡山』です。

引用:KCT TOWN

①染色「二浴染め」

染色は岡山県の児島で「二浴染め」という手法を使っています。

二浴染めとは、異なる繊維(コットンとポリエステル、アクリルとナイロン等)を混紡する際、それぞれ別々に染色する手法のことです。

繊維によって染色条件(種類や温度)が異なるので同時に染色するとムラができてしまいます。
そのため、「均一に染めたい場合」や「それぞれの染色濃度を変えて色味に深みを出したい場合」は、時間とコストがかかってしまいますが、二浴染めが使われます。
(ちなみに同時に染色する手法は「一浴染め」と言います)

この「二浴染め」の特長を最大限に活かし、コットンとポリエステルの染色濃度に違いを出して絶妙な杢感のあるカラーに仕上げました。

②生地

生地は岡山県井原市で100年以上の歴史がある機屋で製造しています。
デニムと同様に綾織り(ツイル)となってます。
熟練の職人さんが打ち込み本数(生地の密度)を絶妙に調整し、ポリウレタンを2%入れています。
バイヤーの言葉を借りるなら「たかが2%されど2%」です。
この2%によって強度のある生地でありながらも、しなやかでストレスのない履き心地を実現しています。

また、生機の段階でシルケット加工を施しています。
シルケット加工というのは、繊維を引っぱって苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)水溶液に浸けることでシルクような光沢を生み、シワになりにくい加工のことです。

この光沢により高級感が増し、先ほどの染色による杢感と組み合わさることで「上品な雰囲気」と「カジュアルな雰囲気」を併せ持ったスペシャルな生地となりました。

③デザイン

JAPAN BLUE JEANSで人気の「スリムテーパード/JB4100」をベースにミリタリーオフィサーパンツの要素を取り込み、ONでもOFFでも着用できる絶妙なバランスに仕上げました。

●オフィサーパンツ

ここで「オフィサーパンツがどういったパンツなのか?」を簡単にお話しておきます。

オフィサーパンツは、英語では「Officer Trousers」と表記され、この「Officer」は「士官(軍隊の幹部・将校)」という意味です。
要するに軍隊で指揮を執る役職の高い人達が履いていたパンツになります。

そのため、実際に戦場で闘う用ではないので、ポケットがたくさん付いているカーゴパンツとは異なり、シンプルでスタイリッシュなデザインとなっています。

この男らしくてスタイリッシュな雰囲気を出すため、オフィサーパンツをデザインソースとしました。

引用:TAILORED IMAGE

●ディテール

①フラップポケット
オフィサーパンツをはじめとするミリタリーパンツには内容物が落ちないようにフラップポケットが付いています。
この機能的なポケットを左側にのみ付けることで、バックスタイルのアクセントとなっています。

②シルエット
センタープレスをきかせることでワタリの窮屈感を取り除き、スリムでありながらも快適な履き心地となっています。
また、テーパードの効かせ具合や股上の深さ等も試行錯誤を繰り返し、様々な体型の方に綺麗なシルエットで履いて頂けるようになっています。

レングスは少し短めに設定し、シングルステッチの折り返し幅は2.5cmと控えめにしています。
これにより革靴はもちろんのこと、少しボリュームのあるスニーカーを合わせてもスッキリとした印象になります。

【雑学】センタープレスの誕生秘話

少し話が逸れますが、センタープレスの誕生秘話がおもしろいので最後に紹介させてください!

1880年頃、イギリス皇室のエドワード七世が、執事が畳み間違えて真ん中に折りジワが入ってしまったトラウザーをそのまま履いたことから誕生したと言われています。
それが「上流階級の流行」として一般に普及していったそうです。

諸説あるとは思いますが、こんな偶然から生まれたと思うとおもしろいですよね。

ちなみに、エドワード七世は現代でいうファッションリーダーとして当時有名だったそうです。
(エドワード七世は1901年に国王になります)

引用:ROYAL UK

最後に

今回の記事で「RJB4600 オフィサー テーパード トラウザー」のバイヤーの「こだわり」が伝わり、より多くの方に愛されるアイテムになれば嬉しく思います。

ロココには今回ご紹介したオフィサーパンツ以外にも、こだわりがたくさん詰まった名品がたくさんありますので、また次の機会に紹介したいと思います。

コロモビト.ではあなたを魅力的にする情報をお届けしていきますので、またお越しいただけましたら幸いです。
よろしければブックマークよろしくお願いいたします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!