マサイ族の裸足の技術!MBTシューズ・サンダルを徹底解説&実際に履いてみた

どうも!ウルトラウォーキングを愛し、ウォーキングの女神に愛されたい男、コロモビト.ライターのワタナベです。

夏真っ盛り。夏に履くシューズといえば…、そう、サンダル。

最近では、足や膝、腰への負担を軽減する機能が特徴の「リカバリーサンダル」が人気ですが、なんと、この真逆を行く発想のサンダルがあるらしい。

“あえて足元を不安定にさせることで、人間が本来もつ身体の機能を活性化させる”シューズブランド、その名もMBT(エムビーティー)

履くだけで潜在能力を解放しちゃうなんて…そりゃ気になるでしょ。

そこで今回は、この一風変わったコンセプトを持つMBTのサンダルについて、詳しく解説・使用感をレビューしてみたいと思います。

それでは行ってみましょう!

目次
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MBTとは

正式名称は「Masai(マサイ)・Barefoot(裸足の)・Technology(技術)」。1996年にスイスで誕生して以来、コンディショニングシューズとして、多くの人々に愛されてきました。

誕生秘話

先進国では腰痛や肩こりに悩む人が多い中、MBTの創設者であるカール・ミュラー氏もその一人でした。そんな彼が注目したのは、アフリカのマサイ族。

マサイ族は、狩りのために一日100kmも歩くことがあるにもかかわらず、腰痛や肩こりに悩まされることが少ない言われています。

マサイ族の歩き方に学ぶ

マサイ族が裸足で歩く仕組みに注目したカール・ミュラー氏は、平らなアスファルトの上を靴で歩く私たちと、アフリカの大地を裸足で歩くマサイ族では、根本的な違いがあることに気が付きました。

彼らは日常的に不安定な大地を歩くことで、体幹が鍛えられ、自然と安定した歩き方や立ち方を体得しているのです。

靴ではない“靴”

そこで生まれたのが、MBT独自の特殊な靴底構造。硬くて平らなアスファルトでも“自然の不安定さ”を再現するために、あえて不安定な状況を作り出しています。これにより、身体が本来持つ姿勢を維持するための筋肉を目覚めさせることができるのです。

従来の靴のように足を固定して安定させるのではなく、あえて不安定な状態にして筋肉を活性化させる、全く新しいタイプの「靴ではない靴」として誕生しました。

MBTシューズの仕組み

踵部分が沈み込むように作られていて、後ろ方向に若干の不安定感が発生。この不安定さが、歩行中に自然と姿勢を真っ直ぐに保たせる働きをします。

結果、姿勢が整い、全身の関節が正しいポジションになることで、関節や筋肉への負担が軽減。普段あまり使われていない筋肉が呼び覚まされ、全身の筋肉がバランスよく使われるように改善されます。

期待できる主な5つの効果

AMPA(アメリカ足病医学会)に認定されており、足の健康維持や改善に関する研究を行っている権威ある機関からも評価されています。

効果の具体例

姿勢と歩行の改善:歩行中に姿勢が自然に整うことで、腰痛や肩こりの改善が期待できます。
筋肉強化:腹筋・背筋・臀筋の強化に加え、インナーマッスルの活性化が促進されます。
内蔵脂肪の軽減:自然な動きによって、内蔵脂肪が減少する効果が期待できます。
血行促進:ふくらはぎやハムストリングスの運動量が増えることで、血行が良くなり、むくみが改善されます。
転倒リスク軽減:神経伝達が活性化され、転倒などのリスクが減少し、脳の活性化にもつながります。
スポーツパフォーマンス向上:全身の筋肉バランスが改善されることで、スポーツパフォーマンスが向上します。

実際に履いてみた

Onのクラウドモンスター2や、ALTRAのゼロドロップ・パラダイム7、下駄も履く私が、MBTのサンダル「KISUMU CLASSIC」を1ヶ月試してみた。

デザイン

スポーツサンダルタイプのオーソドックスなデザインで、普段のカジュアルスタイルにしっかり馴染むと思います。

履き心地

三本のベルトでしっかりと足を固定できるため、フィット感は抜群。不安定感については、普段からウォーキングをしているせいか、特に気になることはありませんでした。ただし、普段運動していない方や年配の方が履く場合、最初は不安定感を強く感じるかもしれません。そのため、慣れるための期間が必要だと思いました。

気になる効果の結果は?

普段からゼロドロップシューズを履いたり、毎週末に20km以上歩く生活を送っているため、職場や近所の散歩程度で履いていた私の場合は、特に目立った変化は感じませんでした。

日常的にしっかりと体を動かす習慣がある人にとっては、日常使用では効果が目立ちにくいかもしれません。むしろ、普段あまり体を動かさない人にとっては、より効果を実感しやすいのかもしれませんね。

MBTの注意点

MBTシューズを履く際に、知っておくべき2つの注意点を解説。

修理ができない

MBTの靴底には、シューズの心臓部ともいえる「MBTセンサー」というパーツが搭載されていますが、この部分は修理ができません。

デリケートな素材で作られており、履かずに放置しておくと加水分解が起こりやすいため、定期的に履くことが大切です。逆に、ガシガシ履き過ぎてもヘタリやすいという特性もあります。そのため、履かない日と履く日をバランスよく調整し、休ませながら使うのがオススメです。

慣れるまで足や身体が痛い

不安定な状態を作り出して筋肉を活性化させるため、普段使わない筋肉を使うことになります。その結果、筋肉痛や関節の刺激を感じることもあるので、最初は少し違和感を覚えるかもしれません。

重要なのは、「怪我しないように」や「トラブル予防」ではなく、「自分で姿勢をコントロールする」シューズという点です。身体が慣れていない場合、最初は無理をせず、少しずつ使用時間を延ばすように心がけてください

おわりに

いかがでしたでしょうか。履く事で一定の効果があると、権威ある研究機関からも評価されているので、健康志向の高い人にとってはオススメできる一足。普段あまり運動をしないひとや、足腰に自信がない人は、近所のコンビニに行く時や、散歩をする時からチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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この記事の執筆者 ワタナベ
この記事の執筆者 ワタナベ
■年齢:45■身長:169■趣味:ウルトラウォーキング■好きな服(スタイル):短パン・黒T■座右の銘:努力は天命さえも変える。
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