ドラクエの聖地「淡路島」をクラウドモンスター2とハイカートラッシュで歩いて一周してみた
どうも!
ウルトラウォーキングを愛し、ウォーキングの女神に愛されたい男、コロモビト.ライターのワタナベです。
前回・前々回と、「ROTOTOのソックス」、そして「HIKER TRASHのソックス」について、
モノづくりへのこだわりや、ブランド誕生秘話をお届けしてきました。
そして今回は…
HIKER TRASHのソックスを装備して、ドラクエの聖地「淡路島」を歩いて一周(ほぼ)してみたいと思います!
果たして、勇者ワタナベは、無事に歩ききることができるのか――?
それではさっそく、冒険に出発しましょう!
ルート紹介
画像:淡路島の世界地図
スタートは、洲本市民広場にある「ドラゴンクエスト記念碑」から。ウォーミングアップを兼ねて、まずは洲本温泉街をぶらりと散策し、冒険の準備が完了したら本格スタート。そこからは、東海岸をメインに北上し、淡路島の玄関口・明石海峡大橋のたもとへ。
折り返し地点となるこのスポットで準備を整えたら、今度は西海岸をメインに南下していきます。そして、南あわじ市に入った後、再び洲本市を目指すルート。最終的には洲本ICバス停をゴール地点に設定。
ちなみに、兵庫県が公表している「アワイチ」(淡路島一周サイクリングルート)によると、淡路島一周はおよそ150km。今回のルートでは最南端まで行かないので、「ほぼ」一周と呼んでいます。
シューズ&ソックス(装備品)紹介
事前の天気予報では晴れ&降水確率0%という理想的なコンディション。雨用の靴は持たずにシューズはいつもの相棒「Cloudmonster2 / On(以下:モンスター2)」 のみで挑みます。
そしてソックスはもちろん「HIKER TRASH」のハイキング&トレッキングモデル「HIKE TREK MID」。私史上“最強装備”で、107kmの道のりに挑みます。
淡路島ほぼ一周ウルトラウォーキング
冒険の始まり
【15:48】記念碑前
ドラゴンクエスト記念碑前に到着しました。そして伝説へ…しびれるサブタイトル。私的シリーズNo.1作品は、やはり「ドラクエ3」です。
【16:06】洲本温泉街
奥に洲本城が見えます。通常の冒険であれば、登ってお宝を探したいところですが、洲本城に訪れなくてもクリアできるので、今回は遠目で眺めるだけ。
【16:34】トンビが現れた
トンビが低空を飛んで現れました。驚くべき視力(8.0)を持つトンビは、50m先の2mmの小さなものを見つけて獲物を捕らえるそうです。
山道のルートへ
【17:51】激坂
東海岸にはすぐに入らず、山を軽く登りながらグルっと回って、東海岸に向かいます。
【19:27】モニュメント登場
東海岸にでると「AWAJI」のモニュメントが。無性にモニュメント前で「しらべる」を試したくなります。あたりはすでに真っ暗で、宿泊施設の明かりだけが頼りです。
【20:45】津名港ターミナル
津名港ターミナルに到着。スタートから5時間が経過、ここまでの距離は約20km。今回は歩き旅なので、もちろん船は入手しません。
海岸沿いは想像以上に暗い
【21:24】淡路島ピザ石原商店
真っ暗な中、突然現れた淡路島ピザ石原商店。薪窯で焼いたピザが名物で、通販でも買えるそうです。お腹が空いてきた。
【21:53】夫婦狸が現れた
国道28号線沿いに現れた夫婦狸の焼き物。昭和50年5月に両陛下をお出迎えした由緒ある夫婦狸だそうです。にしても、暗闇から急に現れると少々ビックリします。
【22:31】真っ暗な海岸沿い
冒険開始から6時間40分が経過、ここまでの距離は約30km。周囲はほぼ真っ暗、ヘッドライトが無ければ歩行不可能です。
今ココを歩いています。
体力を回復したい
【23:47】コンビニ発見!
やっと見つけたコンビニ。え!?、なんと閉まってる。次のコンビニまで5km先とのこと。気を落ち着かせて、次のコンビニへ向かいます。
【00:14】神戸の明かり
かなり北上し、遠くに隣の大陸(本州)神戸らしき街の明かりが見えてきた。同じ兵庫なのに近いようで遠い神戸。
【00:45】コンビニ到着!
ついに開いているコンビニに到着。普段は最低限しか食べませんが、今日は思い切って天ぷらそばを食べて体力を回復しました。
ウマい…ウマいじゃないか…明日は淡路バーガーとかも食べてみたいな。
ほぼ折り返し
【01:39】明石海峡大橋
明石海峡大橋のたもとに到着。スタートから10時間経過し、ここまでの距離は約45km。西海岸を目指して、再び歩き始めます。
【02:20】観覧車
淡路ICの観覧車登場。ここから県道157号を通って山を登りながら、適度な所で西海岸側に出るルートを目指します。
【03:00】暗い場所は苦手
高低差200メートルの地点に到達。高さがどうこうよりも、周囲の暗さに思わずメンタルがギブアップ…。ルート変更を決意します。
県道157号を通って南下するのは断念し、急いで西海岸へ向かうことにしました。
西海岸沿いをひたすら南下
【03:57】ハロー!
キティちゃんが現われた。この時間なので人影はなし。でも、先ほどの真っ暗な山中に比べれば余裕です。
【05:44】港
室津漁港に到着。奥の海は播磨灘。牡蠣やイカナゴが有名な場所です。
【05:59】突然の階段と輪
播磨灘の前に突然現れた白い階段と輪。「幸せの階段」と「幸せのリング」という、映えスポットらしいです。荒れた海を前に、映えスポットでオジサンが一人で写真を撮ってたら、何か思い詰めているのか?と勘違いされそうなので、遠くから眺めるだけにしました。
今ココを歩いています。
海が見える喫茶店
【07:44】喫茶軽食Bunny
今回のウォーキングでは「食べる!」と決めたので、今日はここで朝食をいただきます。
淡路玉ねぎをたっぷり使ったカレー。10月のエクストリームウォーク関西で、チームコロモビト.(仮)のみんなと食べた鱧フライカレーが懐かしいですね。
海を眺めながら、ゆっくりと美味しくいただきます。
潮風を感じて
【08:45】歩道が細い
ひたすら海岸沿いを進みます。交通量は少なめですが、歩道が「ほそそ過ぎる」ので車に注意して慎重に歩いていきます。
【09:07】洲本市突入!
ついに洲本エリアに入りました。スタートから約17時間が経過し、ここまで約80kmを歩いてきました。残り25km、あと5時間でゴールですが、この冒険ももうすぐ終わりと思うと、少し寂しく感じます。
【09:49】小坊主が現れた
突然、眼鏡をかけた小坊主像が出現。眼鏡のフレームとまぶたの位置が絶妙に重なっているのが気になります。
トラブル発生
先ほどの小坊主像の写真を撮っている最中、スマホの画面を見ると。バッテリーが残り20%?スマホの充電できてなくね?モバイルバッテリーはフル充電にしてきたはずなのに…なんと残量0%!
地図を持たずGPSに頼りきって歩いていた私にとって、スマホの充電切れは大ピンチ。慣れない土地で、この状況は焦りが倍増。急いで低電力モードに切り替え、GoogleMapに表示されている10km先のコンビニを目指して歩き始めます。
バッテリーGET
【12:19】残り5%で…
ついにコンビニでレンタルバッテリーを確保。スマホの充電残量はギリギリの5%…。なんとか電力復活!ここまでは節電のために撮影を控えていましたが、ようやく外の景色をパシャリ。
【13:03】サクラだよ
近くには美しい桜が満開に。充電問題から解放された今の私には、花を楽しむ余裕だってある。
【13:34】ネギじゃないよ
さすがは玉ねぎの島・淡路。一見ネギに見えますが、立派な玉ねぎです。「ネギとは違うのだよネギとは」。玉ねぎってこうして育てられているんですね。
今ココを歩いています。
ラストスパート
【13:58】再びバッテリー交換
スタートから約22時間が経過、ここまでの距離は約101km。イングランドの丘前のコンビニで、再びレンタルバッテリーを無事交換。
【14:00】また坂を登る
奥に見える坂を登れば、ゴールまであと少し。
【14:13】おそらく…
通りがかりに見つけた飛び出し注意の看板。スヌーピーっぽい何者かが現れた。
【14:24】気温が急上昇
気温は22度。かなり暑くなってきて、半袖でちょうどいいくらいの陽気に。ゴール目前ですが、上昇する気温が体力をジワジワ削っていきます。
【16:26】無事ゴール
ゴールの洲本インターチェンジバス停に到着。モバイルバッテリーの残量が0になった時にあたふたして、どうやらスマホの三脚をどこかに忘れてしまったようです。
淡路ほぼ一周を振り返って
今回の歩行距離は107km。これだけの長距離を歩くのは私にとって初めての経験でした。「ハイカートラッシュのソックス」と「クラウドモンスター2」のおかげで、終始快適に歩けましたが、靴下を脱いでみると、しっかりと汗をかいていました。
マメや水ぶくれを防ぐため、私の感覚では50km(約10時間)ごとに靴下を交換するのがベストコンディションを保つコツだと実感。
バッテリー切れやGPSに頼りすぎてしまった点など、反省点は多かったものの、4月の「甲子園歩け大会」や5月の「琵琶湖一周200kmGP」に向けて、良い予行演習になったと思います。
画像:手土産で持たせてくれた「たこせん」
そして今回、淡路島を歩いたもう一つの理由は――学生時代の友人との再会。約18年ぶりに会うことができました。バスの時間もあって1時間ほどの短い時間でしたが、とても有意義な時間になりました。
「次は晩御飯の時間に合わせて歩いて来るわ!」そう言って、次の再会を約束して別れました。
おわりに
トラブルも、感動も、再会も――淡路島では本当にたくさんの経験を得ることができたと思います。
画像:2024年に参加した「甲子園歩け大会」にて、みやたんとワタナベ
そして次はいよいよ、私がウルトラウォーキングに目覚めるきっかけとなった「甲子園歩け大会」へ。原点回帰ともいえるこの大会への参加、その様子はまた次回お届けします。
「〇〇の検証企画やってみて!」や「ワタナベ歩くの頑張れ!」メッセージはこちらから。
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