春前、最後に選ぶならこの一枚。リナシェンテの国産シェットランドニット
寒さのピークは、実は2月。今すぐ着られる暖かい服が欲しいけれど、「今からニットを買うのは遅い気がする」と感じて、なんとなく見送ってしまう。
でも、そんな時期でも迷わずに選べるのが、流行に左右されず、来年も変わらず着られる“ちゃんとした国産ニット”です。
今回は、冬の終盤に買い足しても後悔しない。今すぐ着られて、来年もきちんと出番がある、リナシェンテの国産シェットランドニットを紹介します。
シェットランドウールとは? 他にはない表情を持つ素材

シェットランドウールとは、スコットランド🏴北部・シェットランド諸島原産の羊から採れる羊毛。
土地が限られ、羊の頭数も少ないため、原毛の絶対量が少なく、非常に希少なウール素材とされています。
この地域の環境は『強い風』『厳しい寒さ』『潮風を含む湿潤な気候』という過酷なもの。その中で育った羊は体格が小さく、細くて丈夫、弾力のある繊維質を持つよう進化しました。
その結果生まれる、シェットランドウールの特徴がこちら。
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発色が良く、ドライな風合い
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軽量ながらハリのある力強い質感
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糸同士の絡みが良く、保温性が高い
他の地域の羊毛では、完全に再現できない個性を持つようになったのです。
実際、その高い防寒性を象徴する逸話として、1953年にエベレストの世界初登頂を果たした登山家、エドモンド・ヒラリー卿が、特注のシェットランドニットを着用していたという話も残っています。
極限環境で選ばれてきた素材だと考えると、その保温力にも自然と納得がいきます。
リナシェンテが、あえてシェットランド100%にしなかった理由
RINASCENTE(リナシェンテ)とは
リナシェンテは、大阪のニット専業メーカーが手がけるアパレルブランド。長年ニットづくりを続けてきた背景を活かし、素材選びから編み立てまでを国内で行っています。流行よりも、「毎年ちゃんと着られるかどうか」を大切にしたモノづくりが特徴です。
シェットランド×メリノで、“チクチクしない”着心地へ

今回のニットに使われているのは、スコットランド産シェットランドウールをベースに、メリノウールをブレンドした素材。
シェットランド特有のドライな表情や発色はそのままに、メリノウールを加えることで、肌当たりを大きく改善しています。
ハリのある繊維にふくらみが生まれ、空気を含みやすくなることで保温性も向上。さらに、メリノがクッションの役割を果たし、首元や素肌に触れたときのチクチク感を抑えています。
「シェットランド=チクチクする」というイメージを持っている人ほど、一度袖を通してみてほしい着心地です。
気になるチクチク感を、正直にレビュー
実際に着てみると、シェットランドウールらしいドライなタッチと、ややハリのある生地感はしっかり感じます。ただ、肌に触れたときのチクチク感は、個人的にはほとんど気になりませんでした。
インナーにユニクロのヒートテックや薄手のロンTを合わせれば、直接肌に当たる部分も少なく、日常使いでもストレスは感じにくい印象です。
シェットランドに限らず「ニットはチクチクするもの」と思っている人でも、構えすぎなくていいかもしれません。
国産ニットだからこそのサイズ感と作り

インポートのシェットランドウールニットを着たことがある人なら、サイズ感に少し違和感を覚えた経験があるかもしれません。雰囲気は良いけれど、着丈や袖、アームのバランスにどこか気を遣う——そんな感覚です。
その点、リナシェンテのこのニットは、日本人の体型を前提に設計された国産モデル。程よくリラックス感のあるシルエットながら、着丈を抑えることで、だらしなく見えないバランスに仕上げています。

肩まわりはラグランスリーブを採用。シェットランドニットの伝統的な表情を残しつつ、ホールガーメント製法による継ぎ目のない編み立てで、着心地も快適。
首元はやや高めのリブ仕様。シンプルながら、どこか上品さを感じさせてくれるポイントでもあります。
まとめ|春前、最後に選ぶならこの一枚
今すぐ着られる服を探しているのに、ニットは後回しにされがちな時期。だからこそ、「今年だけ」で終わらない一枚を選ぶ価値があります。
リナシェンテの国産シェットランドニットは、シェットランドウール特有の表情や保温性を残しつつ、メリノウールをブレンドすることで、チクチク感を抑えた着心地を実現。
日本人の体型に合わせたサイズ設計に、インポートさながらの雰囲気。それでいてアンダー2万円。今すぐ着られて、来年も自然と手に取れる——“ちゃんとした国産ニット”として、かなり完成度の高い一枚です。
また、YouTubeではサイズ着比べや着用感も紹介していますので、気になる方はぜひ動画もチェックしてみてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。







