# コロモビト# トップス

襟が伸びにくいTシャツのお話

こんにちは、コロモビト.です。

「ヘビロテして着ていたお気に入りのTシャツ、襟が伸びてよれよれになってしまった。」という経験をしたという方はいらっしゃいませんか?

「俺も」「俺も」とそこら中から声が聞こえてきそうなほど、多くの方が経験していることだと思います。

そこで今回は、襟が伸びにくいTシャツについてのお話をさせていただきます。

目次
CLOSE

襟が伸びてしまうのはクルーネック

襟が伸びてだらしない印象になってしまいがちなのはクルーネックのTシャツです。

とここで「クルーネックって何?」というお声がちらほらと聞こえてきそうなので、Tシャツの襟のデザインについてのお話をさせていただきます。

クルーネック

クルーネックとは、首回りにピタリと沿ったリブを使用したネックラインのことを呼びます。

クルーネックのクルーとは船員・船の乗組員という意味で、船の乗組員が着ていたセーターのネックラインが由来とされています。

Tシャツの一番代表的な襟の形です。

Vネック

Vネックとは、アルファベットのV字型に開いたネックラインのことを呼びます。

V字型の開き方によって雰囲気が変わり、クルーネックに比べるとスタイリッシュな印象を演出してくれます。

Uネック

Uネックとは、アルファベットのU字型に開いたネックラインのことを呼びます。

元々女性用のアイテムに良く使用されていたこともあり、華奢な印象を演出してくれます。

また首元の広がりが顔を小さく見せる効果があると言われています。

ヘンリーネック

ヘンリーネックとは、首から胸元まで切れ込みを作りボタンで留める丸首のデザインのことを呼びます。

ヘンリーは毎年ボートレースが行われることで有名な英国テムズ河畔な町の名前で、そのレースで選手が着ていたシャツの襟の形から名づけられたと言われています。

元々スポーツユニフォームが発祥ということもありカジュアルな雰囲気を演出してくれます。

ボートネック

ボートネックとは緩やかな曲線で横に広くカットしたネックラインのことを呼びます。

カーブした曲線が船(ボート)の底の形に似ていることから命名されたと言われています。

バスクシャツと呼ばれるフランス生まれのボーダー柄のプルオーバーのネックラインとしても良く知られています。

Tシャツの襟が伸びてしまう理由

Tシャツの襟が伸びてヨレヨレになってしまう理由として大きく2つの原因が考えられます。

それは
・使用されている素材・生地の問題
・襟の縫製・始末の問題
です。

素材・生地について

Tシャツは素肌に着た時にでも快適な着心地が求められます。

その為多くの商品に使用されている素材がコットン天竺です。

このコットン天竺は綿の糸を使用して編み立てられるカットソーで、着心地を高める為に横への伸縮性を高めています。

この横への伸縮性の高さが、襟が伸びてしまうという原因の一つとなります。

縫製・始末について

首よりも大きい頭を通して首回りにピッタリと沿ったネックラインを演出する為に、クルーネックTシャツのネックラインには伸縮性の高いリブやフライスが使用されています。

このリブやフライスはボディーに縫製で取り付けるのですが、この縫製の仕方によっても襟が伸びやすくなってしまいます。