良い縫製の見分け方とは?
こんにちは、コロモビト.です
皆さんはお洋服を選ぶ際、何を重視して買いますか?
好きなブランド、値段、素材、デザイン…人によって基準はそれぞれ異なっているかと思います。
値段が高い服は一般的には質が良いものが多い傾向はありますが、もちろんその中には
安くても品質が高い服もあれば、値段が高くても粗悪な服の場合もあります。
オンラインで購入する場合は除いたとしても、実際に店舗で購入する際に、
きちんと縫製まで確認して購入したことはあるでしょうか。
良い縫製の見分け方についてご紹介していきます!
良い縫い目とは?
表の縫い目
普通の洋服の脇や袖部分は、二本針オーバーロックというミシンで縫います。
上の画像のような縫い目になっています。
裏の縫い目
同じ縫い目を裏から見た状態です。
縫い目全体の中央辺りと下側に、赤と緑の糸が点々と見えています。
この状態がしっかりと針糸が締まった状態です。
縫い目の開き
表側になる部分から見た状態です。
縫い合わせた部分の縫い目も開いていない状態です
悪い縫い目とは
表の縫い目
表側から見た状態です。若干ですが
緑の糸が浮き上がっている様にズレが生じている状態となっています。
裏の縫い目
良い縫い目に比べると、赤と緑の点々が大きく見え、糸がループ状となっています。
点々とした糸は針糸なので、針糸が緩んでしまっている状態です。
縫い目の開き
表側から見ると糸が見えるほど緩い状態で、縫い合わせた部分が締まっていません。
■一本針オーバーロックの縫い目
先ほど説明した二本針オーバーロックの縫い目より、針糸が一本少ないものです。
品質よりもコストを優先した商品に、この様な縫い目が見受けられます。
糸1本分のコストをも削減目的で作られた商品となると、あまり高品質な商品は期待できないかもしれません。
最悪な縫い目
先ほどの一本針と同じ縫い目ですが、このような縫い目の商品は絶対に避けたほうが良いので注意です。中国製のTシャツなどでたまに見かける粗い縫い目です。
一本針で縫うのは、そもそも糸のコストさえも抑えたいという目的があり、、
縫い目が粗いと言う事は、少しでも早く縫うことで生産スピードをあげている商品ということです。
ここまでしてコストを下げたいTシャツが良い商品のわけがありませんので、皆様ご注意ください。
商品紹介
ガシガシ着られるタフさが魅力で人気のグッドオンの商品。
袖上に走るステッチや、大きめの猫目ボタンを配した存在感のある前立てなど、
ヘンリーネックシャツの武骨さを醸し出すディテールを踏襲。
細部にまでブランドの拘りが感じられる一着です。
■縫い目はこちら
しっかりと縫い目が揃っているのが確認できますね。
運針数について
運針数とは?
1㎝の間にどれだけ縫い目の数があるかどうかの指数。
運針数が細かいと、その分縫製が難しく時間もかかります。
運針数14針
運針数24針
運針数が細かいメリットは?
(1)着心地が良い
縫製箇所のアタリが柔らかくなるので着心地が非常に良くなります。
また、運針数が細かいと、縫い幅が狭い為、丈夫な仕上がりに。
引っ張られた時の力のかかり方を大幅に軽減することが出来ます。
(2)見た目も綺麗
縫い目が目立たなくなるので、見た目の印象もスタイリッシュになります。
逆に運針数が粗いと縫い目が目立ち、野暮ったい印象になります。
商品紹介
生産は全て国内で行い、熟練の職人による丁寧な仕上がりのアイテムが魅力のブランド"FUJITO"。
佐賀県唐津市のシャツ専門工房の熟練の職人によるもので、
細かな運針(3cm毎に24針)やコバステッチ、折り伏せ縫いなどの丁寧な縫製により、
カジュアルシャツながらも、上品さも纏った一着となっています。
卓越したステッチワークを、着るだけではなく目でもお楽しみください。
※運針の数は、3cm毎に12針が標準的とされています。
最後に
"良い服"の基準はそれぞれ違うかもしれませんが、
デザインや見た目だけではなく縫製の部分まで知っているだけで
より上質で着心地も良く丈夫な服、より長く使える服を選ぶことが出来るかもしれませんね。
これから服を選ぶ際にも、ぜひ縫製の部分までチェックしてみてください!
コロモビト.ではあなたを魅力的にする情報をお届けしていきますので、
またお越しいただけましたら幸いです。
よろしければブックマークよろしくお願いいたします。
最後まで読んでいただきありがとうございました!