2022.06.25

お気に入りの服が、着れない状態になったらどうする？

お気に入りの服についてしまった大きなシミや、日焼けによる変色、色褪せなど、クリーニングでもどうにもならないことや、補修でもまかなえないほどの破れなど、どう考えても捨てるしかない。

何年も愛着を持って、着ていた思い出が詰まったアイテムや、新しい全く同じものを探そうにも、もう販売されていないなど、捨てるに至る理由はさまざまあると思います。

今回は、サスティナブルや、SDGSなど最近よく耳にする、環境を考えた取り組みの1つとして、ただ捨てるのではなく今の時代にあった方法を考えてみました。

服トラブルの要因

大事に扱っているつもりでも、さまざまな状況が重なり気づかない間に少しずつ痛みが生じてしまう。まずは、日常でどんな状況が痛みや劣化に繋がるのかを知って、綺麗な状態を保つ為の注意点をご紹介します。

1ヶ月以上着ない服

汚れがないと思ってそのまましまい込んでも、実は目に見えない小さな汚れが残ってた場合、その小さな汚れが原因でシミになってしまいます。
あまり着なくなったものを保管する場合は、念のため洗濯やクリーニングをしてからしまうなどするだけでも、変色や劣化を防げるので意識したい。

洗濯溶剤

今では洗濯機、洗濯溶剤ともにホームクリーニング用に進化し、その種類はさまざま。時に洋服の素材にあった洗濯溶剤を使用しないと全体的な色落ちや、縮にながったりする原因になってしまうことも。

市販のオシャレ着洗いの溶剤でセーターを洗うと、ふんわりしていた肌触りも洗濯後には、縮んでゴワゴワになってしまいがち。ハイベックは自宅では難しい、ドライマーク表示の、ウールやカシミヤのセーターもホームクリーニングが可能で、クリーニングに出したような風合いも保ってくれる、100％植物系の優秀な洗濯溶剤。

保管場所

日焼けに繋がりやすい素材の、ウール、シルク、ナイロンは、繊維自体が変色してしまったり、劣化に繋がりやすいので、特に濃いカラー等は直接日が当たらない所が望ましいといわれています。
他にも、実は室内であっても蛍光灯の光から近い場所で長時間さらされていると、太陽光と同じく日焼けに繋がる場合があるので注意が必要。

対策と方法

お気に入りの服についてしまった大きなシミや、日焼けによる変色、色褪せなど、クリーニングでもどうにもならなかったら、染め直しというのも視野に考えて、お修理業者に相談してみるのも1つ。

染め直し

black Tシャツ ①

Befor

After

漂白剤で変色してしまったブラックのTシャツ、染み抜きを自分でしようとして失敗したり、部分的に色が抜けたような状態だと、どうにもしようがないのが現実。
ブラックは特に綿や麻などの素材だと色落ちしやすいので、購入時のブラックの発色が気にいっていたなら、この蘇り様にはに感動。

khakiのジャケット②

Befor

After

首回りや袖、汗が付着しやすい広範囲の変色。ここまでくると、見たくもない。
Afterでは、全くの別物にみえますね。
高級感すら感じれる濃い目のカラーにステッチが際立っていて、オシャレジャケットに生まれ変わってます。都会のキレイ目なスタイリングを新たに楽しめそう。

リメイクで新たなデザインに

今では、単純に敗れた箇所を補修する為ではなく、頻繁に着たくなるような唯一無二のリメイクをしてくれる専門店もある。いつの間にか時代に合わない古くなったデザインも、生まれ変わってまたこれから思い出の一部になるも面白い。

リユース

すでに利用されている方も多い、さまざまなリユース方法。
例えば、メルカリやヤフオクなどを活用したり、買取を配送で行ってくれるところだったり。
その他、アパレル企業でSDGSの取り組みを行っている所も増えて来ているので、ネットでメーカーを調べてみると回収する取り組みをやっている場合もあるので、まずは自ら調べてみるのもおすすめ。