今アルトラがアツい!?話題のシューズブランドALTRA・ゼロドロップの魅力を解説

どうも!ウルトラウォーキングを愛し、ウォーキングの女神に愛されたい男、コロモビト.ライターのワタナベです。

さて、私がウォーキングで愛用しているシューズブランドといえば、もちろん「On│オン」!

洗練されたデザインにアイコニックなソール、そして抜群の履き心地。
いつもお世話になってます!スイスには足を向けて寝れません!

なんですが、最近とあるシューズブランドが気になり始めまして…それが「ALTRA(アルトラ)」。

ベアフット?ゼロドロップ?
今注目を集めているアルトラのシューズ。果たしてOnよりも歩きやすいのか?

気になりだしたらとまらない、探求心が暴走モードな私。

ということで、今回は話題の「ALTRA」の魅力に迫ってみたいと思います!
それでは、さっそく行ってみましょう!

目次
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アルトラとは

アイディア誕生の瞬間


ALTRA発祥の地となったランニング専門店「Runner's Corner」

元アメリカ代表の長距離ランナーで、ランニングショップのマネージャーでもあった“ゴールデン・ハーパー”は、既存のランニングシューズを履いて怪我に悩むランナーを多く見ていました。

ある日、店のトレッドミルで走るランナーを見ていると、ひとつの発見がありました。「裸足で走っていると、カラダの真下で着地し、足が地面と平行なフラットな状態になる。でもシューズを履くと、ヒール部分が重く、かかとが厚いからつま先が上がった状態でヒールストライクになりやすい」と。

その瞬間「人間が裸足で走るときの自然な状態に近いランニングシューズがあれば、ランナーの怪我を減らせるのでは?」というアイデアにたどり着きます。

オーブントースターでチン

裸足で立っているのと同じ、踵とつま先の高低差がないフラットなシューズが必要だ!」と考えたゴールデンは、既存のランニングシューズを改造することにしました。

その方法とは…なんと、自宅のキッチンにあるオーブントースターでシューズを加熱し、溶かしてソールを剥がすという荒技。さらに、ナイフでかかとを切り取り、フラットな状態に仕上げていきます。

一見すると無謀とも思える行動でしたが、彼を駆り立てたのは「走ることをあきらめたランナーをもう一度走らせたい!」という情熱そのものでした。


オーブントースターで手作りしたゼロドロップシューズのプロトタイプ

改造したシューズを「ゼロ」と名付け、試しに履いてみると──それはもう驚くほど気持ちよかったと。これが、後のALTRAの核となる「ゼロドロップ(バランスクッション)」が誕生した瞬間でした。

改造シューズの量産


ゴールデンの家の前には、ちょうど靴の修理工場があり、そこに新品のシューズを持ち込んで「ゼロドロップ」仕様に改造してもらうことを依頼します。

修理工場で働くスタッフに「6週間試しに履いてみてほしい」と渡したところ、瞬く間に「これはすごいシューズだ」という声が上がり始めました。

その評判は口コミで広がり、なんと1年で1,000足以上のシューズが改造されるまでに発展します。

さらなる課題

まだまだ課題は山積みです。当時、ゼロドロップのアスレチックシューズのラスト(木型)は存在しておらず、一から作る必要がありました。

ランニング障害のない健康な人の足型を基にし、何度も修正を重ねながら、ついにラストを完成させます。

またフットシェイプという、人間の足の形状を尊重した前足部にゆとりあるデザインも珍しく、初期のサンプルはかなり不格好だったそうです。

ゴールデンは当時を振り返り「快適な履き心地を損なわず、なおかつスタイリッシュに仕上げるのは簡単ではなかった」と語っています。

ついに創業


左から創業者のブライアン・ベックステッド、ゴールデン・ハーパー、そしてゴールデンの父で「ランナーズコーナー」のオーナーであるホーク・ハーパー

「こんないいシューズは他にない!」と確信したゴールデンは、数多くのシューズメーカーに「ゼロドロップのランニングシューズを作ってほしい」と提案しますが、すべて断られてしまいます。「見た目もダサいし、そんなの売れないよ」と言われ、心折れそうになりながらも、どうしても諦めきれなかったゴールデン。

「ならば、自分たちでやろう」と決意し、2009年、ブライアン・ベックステッドと共に「ALTRA」を立ち上げました。

アルトラの特徴

ここでは、ALTRAの2つの大きな特徴を解説していきます。

ゼロドロップ(バランスクッション)

「ゼロドロップ」のメリットは、着地面積が広くなることで、ヒールストライクを減らすことです。その結果、自然で正しい姿勢になり、関節や腱に与える衝撃を減らす効果が期待できます。

たとえば、裸足で柔らかい芝生を走った場合、自然と身体の重心の真下で着地する。これが「自然な走り」です。

しかし、一般的なランニングシューズを履いて走ると、ほとんどの人が「ヒールストライク」、つまりかかとから着地することになります。

しかも、重心の真下ではなく、前方で着地してしまうことが多いのです。かかとが高いシューズはミッドソールが厚くなるため、かかとが重くなり、重心より先にかかとが地面に着くことになります。

かかとから着地することが一概に悪いわけではありません。実際、自然と前傾姿勢になりやすく、スムーズに前に進みやすいというメリットもあります。

ですが、重心より前にかかとが着地してしまうと、ひざや腰に余計な負担がかかってしまうことがあります。

そのため、怪我のリスクを減らすために開発されたのが「ゼロドロップ」、つまりALTRAのシューズです。

驚くことに、普通に立っているだけでもメリットがあります。かかとの高い靴で立つと、まるでスキーのジャンプ姿勢のように前傾姿勢になります。その状態が続くと、身体は無意識にバランスを取ろうとし、気づかないうちにひざや腰、首に負担がかかってしまうのです。

ですが、ALTRAのシューズは、履いて立つだけで自然と正しい姿勢に整いやすく、姿勢の崩れを防ぐことができ、その結果、身体のトラブルを減らす効果も期待できます。

フットシェイプデザイン

足形に合わせた、つま先(トゥーボックス)が広いデザインには、次の3つのメリットがあります。

①外反母趾・内反小趾になりにくい
②足が浮腫んでも窮屈になりにくい
③本来持っている衝撃吸収能力を活かせる

例えば、地面に着地したとき、足の指先には自然に圧がかかり、指が広がります。足は身体全体を支える重要な部分なので、本来は足の指が広がるはずです。

しかし、つま先部分が狭いシューズを履くと、指が広がらず、身体に備わっている衝撃吸収能力が十分に活かされません。

足の指が広がることで安定感が生まれ、自分の2つの縦アーチ(aとb)を最後まで使うことができます。これが「幅広のフットシェイプ」の大きなメリットです。

つま先部分に余裕があることで、前足部が地面に接地したとき、横アーチ(c)が衝撃を吸収しながら沈み、指先が広がります。これが、自然な足の構造そのものです。

おわりに

いかがでしたでしょうか?今回はアルトラの誕生ストーリーと、ブランド最大の特徴である「ゼロドロップ」「フットシェイプ」のデザインについて、解説していきました。

そして、やっぱり気になるのが履き心地。もちろん、これで終わるなんて、探求心暴走モードの私にはできません。

次回!Onを履き続けた私が、アルトラを履き比べた結果はどうだったのか!?履き心地を徹底解説してみたいと思います!

「アルトラのここが知りたい!」や「ワタナベ歩くの頑張れ!」のメッセージはこちらから。

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この記事の執筆者 ワタナベ
この記事の執筆者 ワタナベ
■年齢:45■身長:169■趣味:ウルトラウォーキング■好きな服(スタイル):短パン・黒T■座右の銘:努力は天命さえも変える。
# コロモビト# シューズ# ブランド# ワタナベ

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