大人が着るべきヴィンテージ「FOB FACTORY(FOBファクトリー)」モールスキンシリーズ
こんにちは、コロモビト.です。
ヴィンテージファッションと聞くとジーンズやカバーオールなど、アメリカを由来とするワークアイテムを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
しかし、ここ数年でヨーロッパを由来とする「ユーロヴィンテージ=EURO VINTAGE」の注目度が上昇しています。
その中心となるのがモールスキンを使用した「フレンチワーク=FRENCH WORK」です。
そこで今回は、上品で大人なカジュアルスタイルが決まると評判の「FOB FACTORY(FOBファクトリー) 」のモールスキンシリーズにフォーカスしたお話をさせていただきます。
フレンチワークとは?
「フレンチワーク=FRENCH WORK」とは、フランスの労働者用に作られた作業着のことで、1840年代から1950年代に作られた物はフレンチワークヴィンテージと呼ばれています。
フランスでは1800年代の産業革命、二度の大戦の軍需と戦後復興の原動力となったのが炭鉱業です。
フランス初の炭鉱会社が誕生したのが1757年、その後1842年には「ランス=Reims」近郊の「オワニー=Oignies」でも石炭鉱脈が発見、探査はさらに西へと進みます。最盛期の1947年には、この地域で約22万人の炭鉱労働者が働いていたと言われています。
そんな炭鉱労働者の為の作業服の需要が高まり、多くのブランドが誕生していき、炭鉱での作業でも破れにくい丈夫な生地として使用されたのが「モールスキン=Moleskin」です。
「モールスキン=Moleskin」について
「モールスキン=Moleskin」は、糸を高密度で織り込むことで高い強度を実現した生地で、その強度は、丈夫生地の代名詞とも言われるデニムよりも高いと言われています。
両面を起毛させながら織り上げ、毛玉を防止するために短くカットされた素材感は、ふっくらとした優しい手触りが特徴となります。
炭鉱労働者の為に作られた「モールスキン=Moleskin」を使用したアイテムは、「炭鉱産業の市場規模縮小」「生産効率が悪い」という理由から、1950年ごろから徐々に姿を消していきます。
「FOB FACTORY(FOBファクトリー)」モールスキンシリーズ
フレンチワークを極厚モールスキンで製作
1950年代のフランスワークジャケットをベースに、F.O.Bオリジナルの極厚モールスキン生地で製作した1枚。ガッシリとした丈夫な作りながら、厚みのある滑らかな肌触りと上品さが魅力です。
スッキリとまとまりある印象がありつつも、散りばめられた拘りあるディテールが、羽織るだけでこなれ感を演出してくれる頼もしいアイテムです。
・サッと羽織れて抜群の着心地
見頃パターンを3枚構成(前身頃、脇身頃、後身頃)にする事で、立体的でキレイなラインを実現。
スマートな印象を作りながらも窮屈感がなく、製品洗いをかけることで程よい柔らかさも加わり、非常に着用感の良い仕上がりとなっています。
・利便性に優れたパーツ
襟は着用時にスッキリとした印象になるように、やや小さめに設定されています。
左胸にベーシックなポケット、右胸には実用的な内ポケット。両裾には耐久性に優れたカン止めを施した大容量のパッチポケットも配備しています。
・FOB FACTORY(FOBファクトリー) F2373 フレンチ モールスキン ジャケット
アメリカンヴィンテージにモールスキンを使用
FOBがオリジナルで制作した極厚モールスキンを使用したジャケット。現代的でスッキリとした綺麗なシルエットが魅力です。
コットン100%なので着用を繰り返すことで、身体に馴染み柔らかくなっていきます。幅広いスタイリングに、そして流行に左右されない万能なアイテムです。
・野暮ったくないすっきりとしたデザイン
襟はコーデュロイで切り替え、着たときにスッキリとした印象になるように、やや小さめに設定されています。
一見堅そうなイメージのジャケットですが、コットン素材なので柔らかく、製品洗いをかけることでこなれた雰囲気に仕上げています。長く着用するほどに風合いの変化を楽しめる普遍的な一着です。
・細部まで妥協しないこだわりのディテール
フロント部分のジッパーはダブルジッパーで使い勝手が良く、1940から50年代のアメリカ製ヴィンテージを元に復刻。前立て部分は比翼のデザインで、フロントのフラップポケットと同様に裏側がコーデュロイになっています。
脇の部分には熱がこもりにくいように通気口付き◎。
・FOB FACTORY(FOBファクトリー) F2361 ライディング ジャケット
お客様のリクエストから誕生したモールスキンのパンツ
数多くのリクエストにより、人気のジャケットと同素材を使ったパンツ。
極厚高密度のモールスキンは、着用を繰り返すことで身体に馴染み柔らかくなっていきます。経年変化により新しい表情を見せてくれる逸品です。
・大人のカジュアルスタイルに最適
上品さをプラスした大人ならではのカジュアルスタイルが叶うパンツ。
緩やかにテーパードがきいており、コーディネートしやすいシルエットに。長く着用するほどに風合いの変化を楽しめる普遍的な一本です。
・確かな国内での縫製が生み出す安心感
U.S.Nデッキパンツをデザインソースに、パッチポケットと革パッチをバックに配備しています。
FOB製品は縫製工場と専属契約を結び、他の工場では真似出来ない高い縫製技術によって生産。職人の加工技術による風合いを大切に1点、1点、丁寧に作り続けられています。
・FOB FACTORY(FOBファクトリー) F0491 モールスキン トラウザー
クラシカルな印象も魅力のキャップ
F.O.Bで好評だったバックサテン生地のベイカーキャップを、ヘビーモールスキンで仕立てたキャップ。
ツバは芯のないつくりで、型崩れを気にせず気軽に被れるのも嬉しいポイント。
・幅広いコーディネートにマッチ
日本人の頭のシルエットによく合う、深めの仕上がり。
シンプルなデザインと落ち着いたカラーリングは、幅広いコーディネートで活躍すること間違いなしです。
・ミニマルなデザイン
スタンダードな6パネルのキャップデザインで、各パネルには通気口を配備。芯のないやわらかいツバは、バッグに収納した際の型崩れを気にせず、気軽に被っていただけます。
内側は、ロゴを刺繍した厚めの汗除けと、パネルの縫目には伸び止めテープを。ほつれを防止し、丈夫に縫製されています。
・FOB FACTORY(FOBファクトリー) F922 モールスキン ベイカー キャップ
最後に
デニムは、フランス語の「serge de Nîmes=セルジュ・ド・ニーム(ニーム地方の綾織物)」が語源と言われるフランス発祥の生地、そして今回ご紹介した「モールスキン=Moleskin」もやはりフランス発祥の生地ということからも、フランスという国が古くからファッションの中心地ということを、うかがい知ることができます。
また、デニムジーンズがアメリカの西海岸で、1848年から1850年半ばに起こったとされるゴールドラッシュの時に、金鉱で働くワーカーたちの愛用する作業着だったのとほぼ同じ時期に、フランスでは「モールスキン=Moleskin」を生地に使用したワークアイテムを、炭鉱労働者が着ていたという歴史的な背景を知ることができるというのも、ヴィンテージアイテムの面白さなのではないでしょうか。
今回の記事で、「FOB FACTORY(FOBファクトリー)」のモールスキンシリーズの魅力を一人でも多くの方にお伝えすることが出来たのであれば嬉しく思います。
「FOB FACTORY=FOBファクトリー」を取り扱った記事は他にもございますので、今回の記事と合わせて読んでみてください。
▼「FOB FACTORY=FOBファクトリー」の企業理念から生まれた環境に優しい生地『ヘンプデニム』
▼ヴィンテージを現代に蘇らせる「F.O.B FACTORY」のミリタリーアイテムが凄い
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