フランス最古のワークウェアブランド『Le Laboureur=ル・ラブルール』
こんにちは、コロモビト.です。
カジュアルアイテムとして人気のワークウェアは、ジーンズがその代表的な存在ということもあり、アメリカを発祥とするワイルドで武骨な印象の商品をイメージする方が多いと思います。
しかし、広く世界に目を向けてみるとアメリカ同様にヨーロッパ各国の労働者たちが使用していたユーロワークと呼ばれるワークウェアが存在します。
ユーロワークの中でもフレンチワークは特に有名で、現在日本でもその人気が徐々に高まって来ています。
そこで今回はフランス最古のワークウェアブランド『Le Laboureur=ル・ラブルール』の主力商品カバーオールにフォーカスしたお話をさせていただきます。
『Le Laboureur=ル・ラブルール』とは
『Le Laboureur=ル・ラブルール』は、イタリア人移民の「PrimoZélanti=プリモ・ゼランティ」が1956年にフランスの「Digoin=ディゴアン」という町で創業したブランドです。
1970年代に入りアジアから低コストで生産されたワークウェアが大量にフランス国内に入ってきたことで一時危機的な状況に陥ります。
その後1988年に創業者の息子である「Jean Charles Zélanti=ジャン・チャールズ・ゼランティ」が会社を引き継ぎ本来の伝統的なワークウェア作りに舵を切り会社を立て直します。
現在は、フランスのテキスタイルノウハウの象徴である会社の傘下に入り、伝統的なフランス製のワークウェア作りにこだわり、世界各国で商品を販売しています。
ブランドラベルの持つ意味
『Le Laboureur=ル・ラブルール』の商品には、本物である証として大きなサイズのブランドラベルが付いています。
ブランドラベルはブランドの起源を象徴し、会社を創業した町「Digoin=ディゴアン」をモチーフに作られています。
上部にはフランスで最初の大きな運河橋の1つ「ディゴアン運河橋」、右下には「ディゴアン郵便局」、左下にはディゴアンにある「プロビデンスの聖母教会」が描かれています。
「オートクチュールの偉大なクリエイターは、作品を識別できるように、署名の付いたラベルを縫い付けて印を付けていた」という手法を参考に作られているというのもフランスのブランドならでは特徴です。
長い歴史を感じさせるボタン
刻印ボタンは、100年の歴史を持つフランスの会社である「Kocher」によって作られています。
60年以上の歴史を持つブランドならではのディティールです。
洗練されたデザインとコンパクトなシルエット
ヨーロッパのワークウェアに多い台襟のない作りをはじめ、物を出し入れしやすいパッチポケットなど余計なものを省いた洗練されたデザインが特徴となります。
また肩や身幅は少しゆとりを持たせながらもコンパクトな印象を感じさせるシルエットは、幅広いコーディネートとの対応力の高さを叶えてくれます。
上品な印象を演出する素材
モールスキンやコットンツイルなど上品な印象を演出してくれる生地を使用しているというのも『Le Laboureur=ル・ラブルール』のカバーオールの特徴となります。
その為、Tシャツをインナーに着たラフな着こなしはもちろん、ボタンダウンシャツなどのきれい目なインナーとのコーディネートも楽しむことが出来ます。
『Le Laboureur=ル・ラブルール』のカバーオール3選
『Le Laboureur=ル・ラブルール』の素材違いで作られた代表的なカバーオールを3つご紹介させていただきます。
LE LABOUREUR ポリエステル/コットン T/Cデニム カバーオール ジャケット
デニムの異なる表情を楽しめる
生地は、ポリエステルに綿を混紡したT/Cデニムを採用。一般的なデニムと比較し、薄手な生地厚ながらも堅牢なつくりで、ハリのあるソフトで滑らかな肌触りが特徴。高密度に織り上げることで表面に光沢が生まれ、デニムの武骨さが和らいだ程よい上品さを備えています。
非常に丈夫な生地なので、長期間の着用が可能。着込むほどに自分だけの一着へと、風合いが変化していく様子も魅力の一つです。
LE LABOUREUR コットン ツイル カバーオール ジャケット
長年寄り添ってくれる頑丈な生地
生地は、綿100%のコットンツイルを採用。適度な厚みを持ち、頑丈なつくりでありながらも、ハリのあるソフトで滑らかな肌触りが心地良い着用感です。 高密度に織り上げることで表面に光沢が生まれ、どこか上品な印象を与えてくれます。
非常に丈夫な生地なので、長期間の着用が可能。着込むほどに自分だけの一着へと、風合いが変化していく様子も魅力の一つです。
LE LABOUREUR モールスキン400 カバーオールジャケット
頑丈なのに優しい肌触り
太い綿糸を生地の片面だけではなく、両面に起毛させながら織り上げて作られるモールスキン生地。密度が高く生地の中では最も丈夫とされています。
丈夫と聞くと硬くゴワゴワとしたイメージが浮かぶ方もいるかもしれませんが、起毛しながら織り上げることで生地に空気の層ができるので、滑らかで優しい肌触りとなっており、加えて高い保温性も特徴です。
とても丈夫な生地なので長年に渡って着用することが可能。長く着まわすことで自分だけの1着へと変わっていきます。
最後に
『Le Laboureur=ル・ラブルール』のカバーオールはワイルドで武骨な印象のアメリカのワークウェアと比べて、上品で優しい雰囲気を演出してくれるアイテムです。
今回の記事で『Le Laboureur=ル・ラブルール』の魅力を一人でも多く方にお伝えすることができたのであれば嬉しく思います。
モールスキンの特徴などについて書いてるのでよろしければこちらもどうぞ。
▼大人カジュアルに最適と注目を集めるユーロワークテキスタイル「モールスキン」
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