10年の沈黙を破り
GRIPSが甦る。
およそ10年前、惜しまれつつ静かに姿を消したバッグブランド「GRIPS(グリップス)」。その名前を聞けば、胸の奥がざわめく人も少なくないだろう。
日本製ならではの確かな縫製と、驚くべきコストパフォーマンス。流行を追うのではなく、“長く持ち続けられること” に重きを置いた物作り。まさに“知る人ぞ知る名品”として、モノ好きの記憶に深く刻まれた存在だ。
そして今、そのGRIPSが再び帰ってきた。
しかも今回は、ただの復活ではない。
眠っていたアーカイブを掘り起こし、現代の空気感に馴染むようROCOCOと共に手を加えた“別注仕立て”。
忘れかけていた名品が、令和の街角でふたたび肩にかかる。
この復活を、見逃す理由はない。

グリップスの復活には、確かな理由がある。
英国製サッチェルの価格が高騰を続ける中、日本製でありながら同等のクオリティを備え、なおかつ「アンダー3万円」を実現したからだ。
円安と物価高が進み、名門ブランドが遠い存在となった今。
グリップス×ロココのサッチェルは、価格と品質、その均衡を静かに示す一つの答えである。

大人を魅了する、ALBERTON帆布
岐阜・大垣に拠点を置く、日本屈指のミリタリー生地メーカー「ALBERTON社」。
ALBERTON社の帆布は、ヴィンテージのミリタリークロスを徹底的に研究し、旧式の織機を用いて織り上げられる。“当時の空気感”を再現したその質感は、他では味わえない重厚さと奥行きを持つ。

そして、今回のバッグにはロウを染み込ませる「パラフィン加工」を施し、撥水性を備えた。無骨さと機能美を兼ね備えたその質感は、使うほどに深みを増し、持ち主の時間を刻んでいく。

クラシックな佇まい
「サッチェルバッグ」そのルーツは英国の学生鞄。教科書やノートを詰め込み、肩から掛けた姿が伝統のスタイルだ。端正なフラップ付きの顔立ちに、書類やガジェットをすっきり収める四角いフォルム。クラシックでありながら今の街にも馴染むその姿は、“トラッドの粋を肩にかける” 感覚そのもの。

今回の別注では、用途に合わせて選べる 3サイズ をラインナップ。休日の軽やかな外出から、ビジネスシーンまで、それぞれの暮らしに寄り添う相棒を見つけてほしい。