スタッフが本気で選んだ
冬の一軍ベスト10!
今回集めたのは、実際に着て、使って、「これ、今年は間違いなく出番多いな」と思えたものだけ。
ニットも、アウターも、パンツも、シューズも。
共通しているのは、派手じゃないけど、妙に信頼できること。着た瞬間にテンションが上がるというより、気づいたら“頼ってしまっている”——そんな服です。
クラシックな顔つきなのに、今の空気感がちゃんとある。
無骨さはあるけど、野暮じゃない。
ラクだけど、だらしなく見えない。
各アイテムに共通するのは、大人が毎日着る前提で、ちゃんと考えられていることでした。
「今日は何着ようか」と迷った朝に、自然と手が伸びる服。そして、あとから振り返って「結局こればっかり着てたな」と思える服。
そんな“リアルに使える一軍”だけを集めた、ROCOCOの冬の本気セレクションです。
ぜひ、気になる一着を見つけてみてください。
10
RYE TENDERマディソン ニットスウェット

個人的ベストヒットニット
熱い想いをぶちまけた説明ページも用意した。
それでも、やっぱり何度でも言いたい。
「このニット、最高だぜぇ~」と。
ニューヨークの某ブランドで腕を磨いたデザイナーと、大手商社でモノづくりの酸いも甘いも噛み分けてきた男たち。その両者が出会って生まれたのが、RYE TENDER(ライテンダー)だ。
そして完成したのが、このコットンカシミアニット。
素材選び、仕立て、バランス感。そのどれもが「わかってる」仕上がりで、気づけば手に取る頻度が一番高くなるタイプ。
派手さはない。でも、確実に頼れる。
ブランドの“これからの顔”になる予感しかしない、まさに至高の一枚である。
09
HOUDINIパワーアップ フーディー

アウトドア好きはもちろん、服好きからも支持を集めるアウトドアブランド〈HOUDINI〉。
その中でも、コンセプトである「最高の着心地」を具現化した名作フリースPower Houdiを、より日常に取り入れやすく進化させたのがPower Up Hoodieです。
「着た瞬間に“あ、これだ”と思いました。」
Polartec® Power Stretch Pro®の伸びと暖かさはさすがの一言。Power Houdi譲りのやみつきになる着心地で、いつものサイズでも程よくゆとりがあります。
フードレスなので重ね着しやすく、街でもアウトドアでも自然に使える一着。ミッドレイヤーにもアウターにもなり、気づけばこればかり手に取っています。
「着心地、使いやすさ、汎用性。全部ちょうどいい。」
間違いない完成度です。
08
LC by LOWERCASEデイパック 01

出番が多かったバッグ
今年のベスト・バイに挙げたいのが、「LC BY LOWERCASEのデイパック 01」。
見た目はかなりシンプルなんですが、使ってみると「実はめちゃくちゃ考えられてるな」と感じるバッグです。
PCスリーブはもちろんなんですが、個人的にかなり気に入っているのが、パスケースを入れるのにちょうどいいスラッシュポケット。サッと出し入れできて、毎日の通勤で地味にありがたい存在です。
なかでも一番いいなと思っているのが、中の整理整頓のしやすさ。
ボトルポケットのおかげで中がゴチャつかないし、書類やペンも自然と定位置に収まる。
詰め込んでいる感じがないのに、必要なものはちゃんと入る。
この“スマートに持てる感じ”が、気づいたら毎日使っている理由ですね。
07
Last Resort ABモック スエード ローカット

でも、コレだった!
今年の冬はブーツを買う。そう決めてました。
候補は、クラークスのワラビー。定番だし、安心感あるし、まあ間違いない。
……と思ってたところに、このLast Resortが入荷。
箱を開けた瞬間、「あ、これだな」と。
結局、こちらを選びました。
まずいいのが、スウェードだからこその品の良さ。
起毛の表情が柔らかくて、足元に自然な落ち着きが出る。そこに、スケートブランドらしい“肩の力が抜けた空気感”が程よくミックス。
きれいめ一辺倒でもなく、ラフすぎもしない。
このバランス感覚が、実にちょうどいいんです。
で、履いてみて納得。
クッションの効いたソールがかなり優秀。
着地が柔らかく、長時間歩いても足裏がラク。
スケーターブランドのシューズなので楽そうなイメージではありましたが、軽く期待を越えてきました。
気取らず履けるのに、ちゃんと大人っぽい。
ラフな日も、少しきれいにまとめたい日も、「とりあえずこれ」で成立する懐の深さ。
結果、出番が一番多い一足になってます。
今季いろいろ買いましたが、振り返ってみると——
「今年いちばん満足してるの、これかも。」
ワラビーで悩んでる人にこそ、一度試してほしい一足です。
06
FOB FACTORYセルヴィッチ デニム 3rdジャケット ユーズド

格上げ最強アイテム
個人的にも好きな着回しなんですけど、メインアウターの下に≪Gジャン≫ってカッコいいんですよねぇ~!
キレイめなダウンやコートの下に”ハズシ”で入れてもいいし、ゴリゴリにデッキジャケットとかに合わせて”王道"でもいいしで、冬のコーディネートを手軽に格上げしてくれる最強アイテム。
今のトレンド的にも3rdタイプが気分だし、それだけではなく加工具合ももちろんめちゃ渋い!
色もブルーとブラックで選べるのでワードローブに合わせて考えられるところなんかもう最高!!
05
HealthKnitクラシックスウェット クルージップカーディガン

"完成形"じゃない!?
まず言いたいのは、生地がめちゃくちゃ優秀ってこと。クラシックな雰囲気は醸し出しつつも、持つと軽い、着ると柔らかい、でもちゃんと暖かい。
この時点で、もう合格ラインは余裕で超えてます。
しかもただフワフワなだけじゃなくて、ヘタりにくくて意外とタフ。ガシガシ着ても型崩れしにくいし、洗った後も乾きが早い。
で、この一着を別格にしてるのが、クルージップのカーディガン型。
前を閉めればスウェット感覚、開ければアウターっぽく羽織れる。気温やシーンに合わせて表情を変えられるから、インでもアウトでも本当に使い勝手がいい。
普通のスウェットだと、どうしても「中に着る」だけになりがちですが、これは違う。
スタイルの幅が一段階、いや二段階くらい広がる感じ。
軽くて、暖かくて、扱いもラク。
それでいて、ちゃんと“着てる感”もある。
結果、ついこればっかり選んでしまう——そんな現実的で頼れる一着です。
04
BARNSTORMERビンテージコール ドレスファティーグ

ドレス顔ベイカー。
ミリタリー由来の無骨なデザインをベースにしつつ、仕立ては完全にパンツ専業ブランド・BARNSTORMER流。腰まわりの収まり、シルエットの落ち方、レングスのバランスまで、中身はほぼドレススラックスと言っていい出来です。
生地は、落ち着いた表情のビンテージコール。
起毛感は控えめで、季節感はありつつも主張しすぎない。だからジャケットを合わせても浮かないし、ニットやスウェットで崩しても、大人っぽさはちゃんと残る。
この素材選びも含めて、全体の品の良さにつながっています。
太すぎず、細すぎず。ジャケットを合わせてもいいし、スウェットやニットで崩してもサマになる。
カッチリしすぎないのに、ラフにもなりすぎない——このちょうどいい抜け感、正直かなり使えます。
ベイカーパンツの気楽さと、スラックスのきちんと感。
そのいいとこ取りを、ちゃんと形にした一本。
「今日は綺麗めだけど、気張りたくない」
そんな日に、自然と手が伸びる大人のファティーグです。
03
RINASCENTEシェットランドウール シームレス クルーネックニット

でも、サイズ感は完璧。
見た目は、完全に海外ニットの雰囲気。ざっくりしたシェットランドウールの表情に、素朴だけど品のある佇まい。
でも、これ実は日本製。しかも、かなり腕のいい職人仕立てです。
正直、海外ニットって雰囲気は最高なんですが、サイズ感で泣かされること、ありません?
袖が長すぎたり、身幅が合わなかったり。
その点これは、日本人体型をちゃんと分かってるシルエット。着ると自然に収まりがよくて、「あ、これちょうどいいな」と思える。
つくりも抜かりなし。ホールガーメント(継ぎ目のない)製法なので、ゴロつきがなく、身体に沿う着心地がとにかく快適。ニットなのにストレスを感じにくいのは、毎日着る上でかなり重要です。
シンプルなクルーネックですが、首元のリブがやや高めに設定されているのもポイント。このおかげで、だらしなく見えず、一枚で着てもどこかきちんと感が出る=高見えする。
しかも、最近の海外ニットは円安の影響で正直高い。
その点、このクオリティで日本製。価格を見て、ちょっと驚くコスパの良さです。
インポートの雰囲気が好き。でもサイズ感も、着心地も妥協したくない。そんな人にこそ、刺さる一枚だと思います。
02
FOB FACTORY別注 ライディングジャケット ショート

いま街で着るならこの形。
FOB FACTORYの名作ライディングジャケットを、ROCOCO目線で“今いちばん着たいバランス”に別注した一着です。
まず生地。
日本の職人がじっくり織り上げた、深みのあるモールスキン。新品なのに、最初から空気をまとったような風合いがあって、着込むほどに表情が増していく。
この素材感だけでも、「あ、これは長く付き合えるな」と思わせてくれます。
ベースはクラシックなミドル丈のライディングジャケット。でも今回は、街での着やすさを最優先してショート丈に変更。
これが想像以上に効いていて、デニムでもスラックスでも、とにかく合わせやすい。重たい印象にならず、今っぽく着られるのがポイントです。
ちなみにこのモデル、好評につき来シーズンも継続予定。
……なんですが、正直な話、ここ最近の生地値・工賃の高騰を考えると、来年、同じ価格で出せる可能性はかなり低いです。
完成度も高く、タイミング的にも今がいちばんいい。
「いつか欲しい」なら、その“いつか”は今かもしれません。
01
NANGA別注 ジャムパックダウン2 超耐久撥水タスランナイロン

中身は最新。
見た目はどこか懐かしくて、落ち着いた顔つき。
「この感じ、好きだな」と思って手に取ったら、中身はしっかり今どきスペック。
このギャップ、かなり好印象です。
中にはリサイクルダウンを使った700FPの高保温設計で、軽いのにちゃんと暖かい。
着込んでいる感覚はほとんどないのに、外に出ると寒さをきちんと遮ってくれる。
この“効いてる感じ”、さすがNANGAだなと。
表地は、超耐久撥水のタスランナイロン。
水をしっかり弾くのに、いかにもアウトドアなテカりがないのがミソ。
雨や雪を気にせず着られて、街でも自然に溶け込む。ここ、かなり大事です。
それに、とにかく軽い。
着てるのを忘れる、は言い過ぎかもしれませんが、肩も腕も本当にラク。
長時間着ててもストレスが溜まらないから、ついこれを選んでしまう理由がちゃんとあります。
クラシックな顔立ちだから合わせやすい。
でも中身は最新。
気取らず着られて、ちゃんと頼れる。
大人にちょうどいいダウンです。










