ワークの精神、
ストライプの洗練。
今やメンズスタイルには欠かせない"ワーク"という概念。近頃も古着・アメカジ再燃の兆しから注目されつづけている。
昔からファッションカルチャーの一翼を担ってきたワークウエアは、今にあっても決して衰えず、袖を通しただけで自然と武骨さが香り立つ。
ただ着こなしにもよるが、アラフォーの大人には些かカジュアル過ぎる。やはり、大人がデイリーに着こなすには、もう少し"品"が欲しい・・・
そこで、お勧めしたいのが「ストライプ」。男らしい空気感は残しつつも、どこか上品でクリーンに仕上げてくれる。
そんな品のあるワークスタイルを体現するアイテムをJAPAN BLUE JEANSとROCOCOのコラボでつくりあげた。暖かくなってきた春先にもピッタリなので、ぜひ大人のワークコーデを楽しんでほしい。
Wabash Coverall
フレンチワークジャケットをベースに、ストライプ柄のデニム生地を使用した別注カバーオール。ヴィンテージの作業に使われていたウォバッシュ柄を、ドットを連ねてストライプを構成するピンヘッドストライプで再現。程良い厚みの9ozデニム生地は、シャツ感覚でサラッと羽織れます。
一見シンプルなデザインですが、肩は「スプリットラグラン」の仕様。背面はゆとりのあるラグランスリーブで腕の動かしやすさを維持しながらも、前面をセットインスリーブにすることでシャープなシルエットに。
ややゆとりのあるサイジングで、ガバッと羽織り腕まくりしてラフにこなれた感じで着こなすのも◎。定番のワークジャケットではありますが、ストライプの柄があるだけで、どこかスマートな雰囲気に仕上げてくれます。
Striped Chinos
こちらも、カバーオールと同様のストライプデニムを使用。40'sミリタリーチノがベースですが、ヒップとわたりをかなり太めに設定し、膝から裾にかけてを急激に細くしたROCOCOでは定番のハイテーパードシルエットに落とし込んでいます。
ストライプ柄も相まって、足のラインがスッキリとして美脚効果も◎。柄物のパンツには少し苦手意識がある方もいるかと思いますが、幅の細いピンヘッドのストライプなので、それ程主張せず、普段のスタイルにもよく馴染んでくれます。
また、数年前からリピートで展開しているモデルですが、今年からロング丈バージョンも新登場!ローファーなどの革靴との相性も抜群なので、是非お試しくださいませ。
Hickory Engineer Jacket
こちらは、ヒッコリー柄のツイル生地を使用したワークジャケット。もともと「作業着の汚れが目立たないように」とストライプ柄のデニムをH.D.Lee社が開発した「ヒッコリーストライプ」。今やワークウエアの定番柄ですね。
ヒッコリーでも色々種類があると思いますが、こちらはベースカラーがネイビーで、白糸をかなり細いピッチで織られた生地。カジュアル感が軽減され、普段のコーディネートに落とし込みやすい落ち着いた印象のヒッコリー柄になっております。
デザインのベースは60年代のエンジニアジャケット。デニム生地で展開しておりましたが、今回生地違いのヒッコリー生地でも別注しました!工場で働くエンジニアの作業着にルーツがあり、極力動きやすいよう襟は省略され、丈も短めに。当時は機能性を重視してつくられていましたが、今見ると新鮮でとても洒落たデザイン。
「トリプルステッチ」や「ドーナツボタン」など男心擽るディティールが詰まったワークジャケットですが、カーディガン感覚でサラッと気軽に羽織れるのが魅力的。また、襟が干渉しないのでパーカーとの相性もバッチリです。新鮮なワークジャケットで、春のおしゃれを楽しんでくださいませ。