余裕のF0540か、
スリムなF0431か。
着こなしで選ぶ新定番。
FOB FACTORYの定番が、またひとつ深まった。長年店頭で支持される「F0431 ベイカーパンツ」を骨格に、今季の**F0540(タイプ2)**はシルエットに余白を残した新解釈だ。
腰回りにゆとりを持たせ、ももから裾へと自然に落ちるラインは、着る者に“抜け感”ではなく大人の余裕を与える。生地は、もちろん程よいハリとコシのあるバックサテン(綿100%)。洗いを重ねるほどに縫い目や生地表面にアタリが生まれ、着馴染みが顔つきを変えていく。

対してF0431は、一本の線がきれいに見えるシャープなモダンシルエット。
どちらも日常に溶け込みつつ、着こなしの説得力を失わない頼れる一着だ。今日はすっきりとF0431で引き締めるか、あるいはF0540で余裕をまとうか――服選びがちょっと楽しくなる、二択の愉しみをどうぞ。
F0540
BAKER PANTS type2


ゆとりが作る大人の寛ぎ。
1940年代のワークパンツに見られる“そのまま”の佇まいを再現したゆとりあるストレートシルエット。腰回りにしっかりと余裕を持たせ、ももから裾にかけて自然に広がるラインは、歩行時に豊かなドレープを生み出す。適度なゆとりが作る落ち着きが美点で、穿き込むほどに生地が体に馴染み、表情とシルエットに深みが増してゆく。
F0431
BAKER PANTS


細身で整う一着。
本格的なワーク仕様を踏襲しつつ、現代的な細身シルエットへと研ぎ澄ました一本。腰回りはコンパクトに整え、膝あたりでテンションを抑えつつ裾へ向けて緩やかにテーパード。横姿がきれいに見えるため、きれいめ寄りのコーディネートでも違和感なく馴染んでくれる。作りの堅牢さを残しつつ、都会的なバランス感を実現したモデルだ。
FOB FACTORYがベイカーパンツの核に据えるのは、時代を越えて頼れるコットン100%のバックサテンだ。これは単なる厚手の生地ではない。1940年代の米軍用に作られた“当時のバックサテン”を現代の工程で再開発し、高密度でしっかりと打ち込んだ生地感を再現している。
見た目には落ち着いた表情でも、手に取れば確かなコシと重みが伝わり、穿いたときの腰まわりの安定感やドレープの出方に違いが出るのだ。
染色も味方になる。FOBのベイカーに用いられるバックサテンは、堅牢で色落ち・表情変化が美しいVAT染め(スレン染料)系の処理や古典的な硫化染めのような手法で仕上げられており、洗い込むほどに“アタリ”や抜け感が顔を出す。
新品の凛とした佇まいから、着込んだころのこなれた表情へ——その推移そのものが、所有の愉しみになる素材設計だ。
“ベイカー”の名に恥じない、ミリタリー直系の本格仕立て。UNIVERSAL製ジッパーフライは、滑らかな開閉と確かな信頼感。ウエスト両サイドのアジャスターは、ベルトなしでも好みのフィット感に調整できる優れモノ。
ヒップにはフラップ付きのバックポケットを左右対称に備え、ワークな顔つきと実用性を両立。縫製はダブルステッチで補強され、長年の着用にも耐えるタフさを誇る。こうした“変わらない作り”こそ、FOB FACTORYが定番であり続ける理由だ。