スウェット迷子なら押さえたい【10選】
これから寒さが本格化する季節、街はすっかり冬物に包まれているこの時季こそ、スウェットが頼りに。軽くて柔らかい着心地で、インナーとしてもアウターとしても使えるスウェットは、長い冬の間ずっと活躍してくれる心強いアイテムです。
ただ人気がある分、スウェット界も競争が激しい。
良質なアイテムがひしめく中で、最も賢い選択はどれなのか、選ぶセンスが問われます。
そこで、長く愛用できるスウェットを本気で探す大人におすすめの10アイテムをご紹介!スウェット迷子の方はぜひご参考に。
01
カリフォルニア産オーガニックコットンを使用し、染色加工を一切行わない"原料本来の色"をそのまま活用したナチュラルカラーの無染色スウェット。漂白→染色→柔軟をせず、自然界の持つ本来の色彩・柔らかさ そのままのここちよさを堪能できる逸品です。
表面には綿花の葉や茎のカスが斑点状に見られますが、これは科学薬品を極力抑えていることがわかる証拠。ムラのある奥深い風合いがいい感じ◎。
天然素材そのままのここち良さ、天然の深い色味と一点ずつ個性の違ったスウェット生地をお楽しみください。
02
和歌山に数台しか現存しない、旧式の吊り編み機でゆっくりと時間をかけて編み上げた裏毛スウェット。現代の高速編機で編まれたものと比べ、ふっくらとした柔らかな風合いに仕上がっています。
キックバック(弾性回復性)が高く、着続けても型崩れしづらいのも特徴。身頃は縫い目のない丸胴編みで仕立てられ、自然に体に馴染むシルエットを実現。国内縫製による丈夫でしっかりとした縫製も嬉しいポイントで、長く着込んでいただける一着です。
程よいゆとりはありつつも、スッキリしたラインで、インナーとしてもゴワつかず◎。FOBのG3デニムジャケットやモールスキンジャケットとも相性抜群です。
03
ティージーを代表するバスクシャツをスウェットに。使用されている生地は、HDCS(超高密度度詰天竺スラブコットン)。
一般のteeシャツに用いられるコットン生地に比べ、約1/3の速度でゆっくりと高密度に、旧式の編み機によって編み立てられ、度詰めの丈夫な質感が魅力です。編み立ての際にスラブ糸を引き揃えることで、洗いざらしの凹凸のある風合いが◎。
実は、繊細なスラブ糸を旧式の編み機に差し込み、低速で編み立てるにはセッティングが難しく、熟練の職人のみしか編み立てる事が出来ません。大人カジュアルにもってこいな新鮮なバスクスウェットは、この秋冬重宝しそうです。
04
旧式のシンカー編み機で柔らかく編み立てられた、最高の着心地を体感できるkepaniのスウェット。最高級の超長綿糸を使用し14ゲージで編立、独特の杢感、ふんわりモッチリとした着心地、洗濯による復元力の高さを備えます。
程よくフィットするシルエットですが締めつけ感が少なく、その着心地の良さから国内はもとより海外からのリピーター率が高いのもこのブランドの特徴。ふんわりと優しく、かつほつれや破れに強く仕上げられたスウェット生地は、日本の縫製職人によって、さらに耐久性のあるかたちに仕上げられます。
05
世界で初めて野球やアメフトなどのボールを作ったことでも有名な1876年アメリカ発のブランド、A.G.SPALDING&BROS。実はスウェットアイテムにおいてもパイオニア的な存在であり、古着市場ではアーカイブピースが非常に高値で取引されているブランドでもあるのです。
そんな歴史あるブランドが、日本生産にて復活。100年前に実在したオリジナルディティールと、旧式織機で織られた日本製の吊裏毛素材で、アーカイブが持つ雰囲気を再現しつつも、今のライフスタイルにフィットするプロダクトを展開しています。
その独創的なデザインと洗濯する度にふっくら感が蘇る極上の吊裏毛は、まさに時代を超えたタイムレスな物だと感じることが出来るはず。
06
表糸に最高級のオーガニックコットン「アルティメイトピマ」を、裏糸には世界各国から厳選・ブレンドされたオーガニックコットンを用いたコットン100%の裏毛を使用。フィルメランジェが現在考えうる最高のレシピで新たに開発したスウェットです。
「シルク」のような美しいツヤ感と「カシミヤ」のような柔らかさを併せ持つ表地と、ふっくら優しく身体を包み込んでくれるような着心地。最高級の原料を活かすために、敢えて「吊り編み機」でゆっくりと時間をかけて編み立てることで、10年先も着ていただける極上のアイテムとなっています。
07
昔ながらの染料を使用し、水素と結合させてゆっくりと時間をかけて染料を退色させるSP加工仕様。一般的な古着加工で見られる薬品投入やバイオによる、生地を無理に融かしたりするような加工とは違い、ヴィンテージ本来の経年によるダメージにもっとも近いでき栄え。
また、熟練した職人の手仕事により、細部に細かいダメージ感をプラス。着続けていくことで、本当の古着と見分けがつかなくなるような自然な加工感が魅力のスウェットです。
08
様々な業界から注目を集めるヘンプを天然のハイテク繊維と位置づけ、着心地の良さ、機能美を大切に、街でも自然でも対応できるような服作りをおこなう国内初のヘンプアパレルブランドGOHEMP。
こちらはヘンプ55%・コットン45%の黄金比で仕立てた1枚。コットンの柔らかさに、ヘンプ素材の特徴でもある吸湿速乾も活き、蒸れにくさも兼揃する天然のスウェットです。
また、裏起毛になっており高い保温性を確保も蒸れずに快適◎。ふんわりと気持ち良く、暖かく過ごしていただけます。クルースウェットには珍しい、両サイドに着けられたポケットもポイント高し。
09
GOOD ON不動の人気を誇る定番のスウェットシャツを、独自のインディゴ染めとシェイブ加工でビンテージデニムのような表情に仕上げた限定品。染めは手絞りによる脱水、酸化を何度も繰り返すことで奥行きのある深いブルーに仕上げていきます。
非常に難易度の高い技法を職人二人がかりで、一点ずつ丁寧に染色加工を施した特別な逸品。一見するとデニムと見間違える風合いで、インディゴならではのエイジングが味わえるのも醍醐味です。
10
60年代初頭からサーフブランドやスポーツメーカーのカットソーを製造してきたファクトリーが起源のアメリカンアスレチックを背景に持つカットソーブランド「WALLA WALLA SPORT」。
こちらは、13オンスの米綿のスウェット生地を後染めしたクルーネックスウェット。古き良きアメリカのドライな質感が特徴で、程よい厚みのソフトながらもガシッとしたつくりになっています。
裾は切りっぱなしになり、リブがついていないのでロンTのようなストンとしたシルエットに。ラフにざっくりと着られ、厚手のスウェット生地なので冬のインナーとしても活躍してくれます。