日本が誇る【極厚モールスキン】!?
日本が誇る【極厚モールスキン】!?
数年前からファッションフリークたちから注目され、今なお人気を博しいる「モールスキン」。
ヴィンテージのJKTは数が少なくなってきている事もあり、デッドストックだと、10万円近くするものもチラホラ。
私も個人的に欲しいのですが、さすがに手が出ない・・・。
でも、あの独特な“素材感”と“雰囲気”は、諦めきれない。
そんな方にオススメしたいのが、日本で作られる「FOB FACTORY」のモールスキンウエア。
本物に勝るとも劣らない上質な生地は必見です!!
元々、モールスキンが登場したのは1940~50年代のフランス。
当時はワークジャケットや作業着の素材として用いられ、アメリカで言うところの「デニム」みたいな感じ。
現代まで愛される古き良き素材です。
そして今回ご紹介するFOBの日本製のモールスキンは、とにかく生地が素晴らしい!!
高密度で丁寧に織り上げることで、密度と強度を高めた仕上がりに。毛足は短くカットし、なめらかで上品な風合いが◎。
まるで、スエードレザーのような品のある質感で、厚手で丈夫ながら、しっとりとした柔らかな肌触りが、何とも心地よい。
私も初めて触った時、思わず「オッ」と声が出てしまいました(^^
この生地を使って、色々アイテム展開しているので、詳しくご紹介させていただきます。
まず始めにジャケットから。
デザインは、1950年代のフランスワークジャケットをベースに製作。
見た目はシンプルでクラシカルなジャケットですが、身頃パターンを3枚構成(前身頃、脇身頃、後身頃)にする事で、立体的で日本人にフィットするキレイなラインを実現。
ヴィンテージだとサイズ感が合わないなんてことも多々ありますが、このあたりは現行品に良い所ですね。
もちろん縫製に関しても、もちろん日本の工場で丁寧に。要所に施されるダブルステッチの丈夫で堅牢なつくり。
洗い加工を施しているので、もう既にアタリが見られますが、着込んでいくうちにさらに風合いが増し、デニムのように経年変化も楽しんでいただけます。
新品のきれいな状態もいいんですが、個人的にはガシガシに着込んだ雰囲気も好きです。
続いて、こちらもジャケットですが、よりダンディーで大人な印象のライディングジャケット。
ライディングジャケットと言えば、BARBOURのビデイルが有名ではありますが、元々馬乗りの為のアイテム。
襟のコーデュロイにチンストラップ、ダブルジップの前立てにマチ付きのサイドポケットなど、細部にまで拘ってつくられています。
モールスキンの生地の雰囲気とよく合います◎。
ヴィンテージでモールスキンのこういったジャケットは恐らくないと思うので、FOBでしか味わえません。
次は、パンツをご紹介。
手が差し込みやすいスラッシュポケットのトラウザータイプ。
こちらもジャケットと同様にヴィンテージだと太くて野暮ったい印象がありますが、こちらは太過ぎず、細すぎず、絶妙な塩梅のシルエット。
また、モールスキンの風合いもさることながら、ここまで、ガッシリとした重厚感のあるパンツには中々出会えないと思います。
ストレッチは利いていないので、初めはややゴワつく印象もあるかもしれませんが、穿き込むうちに柔らかく体に馴染んでくるのでご安心を。
今回ジャケットとパンツをご紹介しましたが、他にもベストや帽子なんかもありますので、ご興味ある方は是非チェックしてみてください。
最後に、こちらはFOBのアイテムではありませんが、本場フランス製のモールスキンジャケットもご紹介させてください。
LE LABOUREUR(ル・ラブルール)というブランドになりますが、1956年にフランス・ディゴワンで創業したフランス最古のワークウェアブランド。
伝統を受け継ぎながら、今もなを生地から縫製まで全ての工程をフランス人によって作られています。
生地やデザインなど、ほぼ当時と変わらない仕様でつくられており、本格的なワークジャケットをお探しの方にはオススメです。
今回、モールスキンウエアをご紹介させていただきましたが、生地や縫製、シルエットなどヴィンテージとはまた違った魅力を感じとれる逸品。あと、リーズナブルな価格で手に入るのもGOOD!
この機会に、本格ワークウエアをコーデに取り入れてみてはいかがでしょうか。