~ 秋アウターを探して ~

最近は肌寒い日が多くなってきましたね。
季節の変わり目で寒暖差が激しくコーディネートに悩むこともしばしば・・・・

今回はそんな季節を快適に過ごせ、なおかつ見た目も優秀なの”ライトアウター”を5つご紹介させていただきます。


PAYDAY
セルビッチ WWⅡタイプ カバーオール40's大戦モデル


まず始めにご紹介するのは、戦時中の物資統制が行われていた時代に、無駄を削ぎ落して作られていたカバーオール。
そのシンプルさが今もなおも色褪せることのない洗練されたデザイン。綿糸を使ったアメリカワークウェア特有の粗い縫製を再現するため、日本製にこだわって制作されているのも魅力。

カバーオールだけでも使い勝手は良し、同ブランドのパンツとセットでも◎一見カジュアルだが、綺麗目なパンツにブーツとあわせてもハマりそう。
PAYDAYというブランド名の通り、給料日に買いたい逸品。


DICKSON
QUILTED INSULATED JACKET


往年の名品”スカイライナー”のような秀逸なデザインが特徴の“キルティングジャケット”。

200デニールのアウターシェルと70デニールのインナーシェルを使用し、軽量でありながら高い保温性を実現。ナイロンニットの襟袖などワークウェアらしさのあるディテールは残しつつ、マットなナイロン素材が高級感を醸し出してくれる。アウターシェルは耐水性に優れステッチは丈夫で摩擦に強くタフな作りになっているので、コスパも充分◎

少々雑な縫製がなんともアメリカらしいが、それがまた良い。オーバーサイズ気味で、丸みを持たせて着用するのがおすすめかと。


FOB FACTORY
F2430 フレンチ バスク コート


「タイムレスで長年着古しても捨てられない服」というフランスのヴィンテージからインスピレーションを受けて制作されたバスクコート。

柔らかい生地感ながらも、粗野感が感じられるFOBオリジナルの二重織りモールスキンを使用。あえてリネンを使用することで、産業革命前のリネンが主流だった頃のフレンチミリタリーの空気感をうまく再現している。ちなみにチャコールはフランスの冬の空をイメージ、オリーブはフランスの50年代のニット。生活感とくすんだ表情が一味違う雰囲気を表現し、さりげない大人のスマートさや上品さを与えてくれるだろう。

やや薄手の生地で肩幅と身幅に適度なゆとりがあるので、厚手のスウェットやニットも違和感なく着用が可能。
個人的には暗めのワントーンコーデでミステリアスな雰囲気を出すのが、おすすめ。


PENNY FARTHINGF
クラシック ハリントンジャケット


イングランド地方の北部、ウエストヨークシャーエリアで、家内制手工業にて生産されているハリントンジャケット。

イギリスの主婦達が自国の製造業に寄与し、報酬がもらえるという先進国的フェアトレードのシステムによって成り立っている為、驚きのコストパフォーマンスを実現。コットン×ポリエステルの混紡生地を使用しており、薄めの生地厚ながら、耐久性は文句なし◎
さりげなく見える裏地のタータンチェックは上品な印象をも与える。またドッグイヤーカラーなどの王道ディテールは残しつつ腕周りや身幅をやや細め、着丈は短めに設定。野暮ったくなり過ぎない、今っぽいシルエットに仕上がっている。

ジェームズ・ディーンのように白Tデニムに羽織るだけで充分。他にはないのか?と言いたくなるが、ないんです。”理由なき反抗”
このプライスで彼の気分を少なからず味わえるのはなんとも嬉しい限りである。


SIERRA DESIGNS
パナミント ジャケット


今から約70年前にSIERRA DESIGNSが【60/40マウンテンパーカー】を発表。その人気と評価の高さに拍車をかけるように作られたのが【パナミントジャケット】である。

代名詞の60/40クロス(ロクヨンクロス)はコットン60%、ナイロン40%のバランスで混紡しており、湿気を吸うとコットンが膨張して水分の侵入を防いでくれる。コットン100%よりもゴワつかず、なおかつ通気性がよく、ナイロン100%よりも摩擦に強いという特徴からアウトドアフリークのみならず今も多くの人に受け入れられている機能素材。また、60-70年代のアメリカのトレッキングブームも相まって当時としては画期的な機能性が高く評価された。

程よいゆとりのある身幅とショート丈がアウトドアのみならずタウンユースにも◎。Tシャツの上からガバッとカジュアルに着ても、シャツの上からキレイ目に着てもOK。
古き良き味わいとタフさがありながらも、ライトで気兼ねなく着用できる名品。


いかがでしたでしょうか。
洋服の裏側を知ることによって、見え方も変わりますよね。皆さんも是非、こだわりのライトアウターでクローゼットをアップデートして秋を楽しんでいきましょう。