
40年代のワークシャツを踏襲し、風合いあるシャンブレーのギンガムチェック地で仕上げた1枚。スッキリとしたシルエットで、シンプルに仕立てた大人ワークシャツ。
程よい長さの着丈と、スリムな身幅なので野暮ったさがありません。ワークスタイル、アウトドアスタイルなど色々なスタイルに溶け込み易いFOBワークシャツは一つは持っておきたいアイテム。


旧式力織機で可能な限り手織りに近いテンションでゆっくりと丁寧に織り上げ、綿本来の風合いが感じ取れ、凹凸のある素朴な表情や生地感は、ありがちなギンガムチェックとは一線を画す仕上がりです。
現在の織機では出せない独特の風合い
着るとスッと体に馴染んでくれる着心地は秀逸です。セルヴィッチはシャツのマチ部分に使用し、アクセントになっています。セルヴィッチはほつれることがないのでヴィンテージシャツなどでは色々な箇所で使用されます。
旧式力織機とは?
1785年に誕生した『シャトル』を用いて緯糸を通して生地を織り上げる織機ですが、20世紀始めの『シャトルレス』の織機が誕生すると、生産スピード、効率の悪さからあまり使われなくなりました。しかし、ゆっくり織り上げるゆえに可能な生地の風合いなどの特徴が再評価され、現在では一部の 地域でまた生産されています。また、このシャンブレーは兵庫県西脇市の『播州織』のものです。

シンプルなデザインと綺麗なシルエットのワークシャツ。やや薄手のサラッとしたシャンブレーで、春夏に最適な生地です。洗いこむほどにパッカリングが楽しめ、生地の経年変化とともに、風合いが増します。

衿はレイヤードしてもスッキリと見えるようやや小ぶりなデザイン。主要なステッチはダブルステッチを採用。
フラップのないダブルポケットもその当時のディテールで、ボタンには40年代50年代に多く見られた皿ボタン。
縫製可能な工場は日本でもわずかな、三本針の巻き縫い仕上げで、裾にはマチ、糸のこしを施しており、ヴィンテージのディテールが随所に見られます。
