1940年代、英国陸軍によって運用された士官用シャツをベースにしたシャツです。大きな特徴は、ゆるやかにカーブを描きつつふくらむフロント下部分。

なぜ、このようなデザインなのか。それは、パンツインした際にゴロつかず、すっきりとしたシルエットに見える。激しい動きをしてもパンツからスソが飛び出して乱れぬように考慮された昔ながらのシャツのディティール。最近、個人的にはタックインスタイルが大人見えするので気になっているんですが、正に打ってつけの1枚かと。

また、襟のシルエットをキレイにキープする隠しボタンダウン仕様。襟が小ぶりなので、ジャケットやコートのインナーで合わせても顔回りがシャープに映り◎。

生地は、ハリのある高密度に織り上げたタイプライター生地を採用し、サラッと着用いただけます。程よくゆとりがあるので、今のスタイルにもバッチリ。
ドレッシーなパンツによく合う上品なシャツですが、デニムやカーゴなんかで崩すのもオススメです。

アメリカ軍でよく採用されている耐久性に優れたリップストップ生地を使用したカーディガン。スナップボタン仕様で着脱も簡単。

このスナップボタンで言うと、U.S.アーミーのスリーピングシャツが有名ですが、もともとパジャマなのでフロントも首元まで締めるデザインになっております。こちらのアイテムは、Vネックのカーディガンタイプなので、普段のコーデにも違和感なく馴染んでくれる。

カラーは、ミリタリーらしいオリーブと新鮮なインディゴ。リップストップはもともと格子状に縫われた生地なので、アタリがでやすく着込むと風合いが◎。とくにインディゴカラーはフェード感が出やすいので、育て甲斐がありそうです。

サイドに配されたポケットも大き目で使いやすい。ややゆとりのあるサイジングで、中にTシャツやシャツなどの上からざっくり羽織れ、秋のレイヤードスタイルが楽しみになる1枚です。

元ネタは、スイス軍Civil Defence（民間防衛）のワークパンツ。スイス軍と言えば、グリーンデニムのパンツや、アルペンカモのジャケットなんかが有名ですが、こちらのワークパンツも隠れた名品。

一見ベーシックなパンツですが、細かなディティールが面白い。裾がボタンで調整可能なデザインで、気分に合わせたシルエットを楽しんでいただけます。

現物は、もともとサイドのハンドポケットとは別に貫通ポケットが配される、いわゆるパンツの上からパンツを穿くオーバーパンツ。グリーンデニムのパンツもこの仕様ですね。そのため、つくりもかなりゆったりとしたシルエットに。
これはこれでカッコいいのですが、街でもスマートに穿いていただけるように、程よいワイド感は残しつつもスッキリと仕上げました。そして、貫通ポケットとサイドのツールポケットは、ワーク感が出過ぎるので省いております。

生地は、サラッと穿き心地の良い日本製上質T/Cツイル（コットン×ポリエステル）で、厚すぎず薄すぎず、オールシーズン活躍。合わせやすい落ち着いたカラーリングでトップスとの相性も良く、是非この秋ガシガシ穿いてくださいませ。