【FUJITO(フジト)】2023FW Collection Vol.1 藤戸さんに聞いてみた!|ROCOCO(ロココ)公式通販 – ROCOCO ONLINE STORE

藤戸さんに聞いてみた!

藤戸さんに聞いてみた!

福岡を拠点に2002年から展開し、昨年20周年を迎えるアパレルブランド「FUJITO(フジト)」。主に西日本でものづくりを完結させており、生地選びからディティールや縫製に至るまで、洋服に対する”情熱”を感じさせてくれるブランドで、当店でも23春夏シーズンから取り扱い始めました。

今後ROCOCOとしても新しい定番ブランドの1つとして展開していきたいという想いがあり、そのメッセージを皆さんにも伝えたい・・・

そこで今回はデザイナーである藤戸さんに福岡からわざわざ大阪までお越しいただき、ブランドや23FWの新商品、今後の展望について色々と対談させていただきました!

詳しくは、動画で何回かに分けて紹介させていただきますので、是非ご覧くださいませ。

  • ▼ 第1弾動画はこちら ▼

2023FW Collection- Vol.1 -

Big Size Shirt

ブランドの定番で、毎シーズン素材を変えて提案しているビックサイズシャツ。今シーズンは、コットン素材を使用したブルーのシャンブレーと、キャメルのタイプライター生地を採用しています。形はシンプルなレギュラーカラーのシャツですが、計算されたこだわりが半端ない。

1つ目は運針。運針とは、1インチに何本針がはいっているかというピッチのこと。工場に「これ以上はいらないという所まで入れてください」とお願いしているそうです。20~21芯くらいで、点が線になりそうなくらい細かい。また、肩などは生地が切り替わるギリギリの位置を攻めているコバステッチ。これ以上攻めると落ちる(B品になる)。
元々はドレスシャツに使われる仕様で、それをカジュアルなシャツに落とし込んでいます。これが出来る工場が、藤戸さんの知っている限り、佐賀の唐津工場のみなんだとか。

2つ目は、バックヨークのギャザー。よくヴィンテージのユーロワークやグランパシャツで見られる、背中いっぱいに入る無数のギャザー。背中にたっぷりと生地を使っているのでボリュームがあり、着用すると動きが出でます。ボタンは白蝶貝を使用。リラックス感あるシルエットで、1枚で着ても存在感がある大人のシャツに仕上がっています。



Big Size Shirt Checked/Stripe

こちらも、上のアイテムと同型の生地違い。コットンとポリエステルの混紡生地を使った、ブルーチェックとテラコッタストライプのシャツです。ワッシャー加工を施すことで程よいシワ感があり、生地に少しハリのある仕上がりに。この凹凸感の風合いは洗っても残ります。

運針とコバなど細かいステッチワークは先ほどと同様ですが、注目はポケット。一瞬ポケットがなくなっていると錯覚してしまうくらい、柄がバッチリあっている。ここまで綺麗に揃っているのは、洗練された日本工場ならではなのかと。

ボタンは、シックな黒蝶貝を採用。先ほどのシャツは白蝶貝を使っていましたが、生地よって使い分けています。どこか懐かしい雰囲気を醸し出す上品な柄シャツは、ジャケットやコートのインナーとしてもアクセントになりオススメ。



Officer Shirt

英国の軍人、将校に支給されていたミリタリーシャツをモチーフに忠実に再現したバンドカラーシャツ。ブルーは、「刷毛目(ハケメ)」と呼ばれる、当時使用されていた素材に出来る限り近しい生地を探し出して採用。刷毛で掃いたように表面に色糸と白糸が混ざった格子状の生地で、無地の素材と違う味わいを楽しめます。白は、ダンガリー。ブルーに比べると少し肉感があります。こちらも、生地の風合いは◎。

身幅は、程よくゆとりのあるスタンダードなレギュラーシルエット。裾が長めなので、サイドのスリットも深く。動きのあるシルエットを楽しんでいただけます。
バックヨークは高めに設定。タックがサイドに切ってあり、高さがあるのですごく迫力があります。クラシックかつ上品な雰囲気のシャツは、デイリーからビジネスまで幅広いシーンで活躍してくれそう。



Hike Shirt

L.L.Beanが70~80年代にシャモア生地を使ってハイキング用につくられていたハイクシャツがモチーフ。登山用シャツのディテールを当時の雰囲気のままクラシックに再現しています。コットンネルの起毛した柔らかな肌触りが、実に気持ちいい。
運針、コバステッチはいつものようにギリギリまで攻める。生地に厚みがあるとかなり難しいらしいのですが、何とか工場にお願いして縫製してもらっているそうです。シンプルなデザインですが、少し斜めになったフラップ付きのポケットは着こなしの良いアクセントに。

衿裏やポケット裏、袖裏は、同色系の軽い生地に切り替えているのもポイント。背中は、先ほどのオフィサーシャツ同様に高めに設計されたボックスプリーツ。この仕様が、藤戸さんの好みだそうです。シルエットはレギュラーフィットで、ややワイドなパンツと合わせて、タックインなんかもオススメです。



Shirt Jacket

カバーオールタイプのシャツジャケット。ディッキーズのワークウェアで、よく用いられているポリコットンの生地を使用しています。ポリエステルの配合が多いので、しっかりとハリコシがある。洗いざらしでもシワになりにくい、耐久性に優れた生地です。フロント部分の胸位置と両サイドに大きめのポケットが付き、丈感はやや短めに。ビックシルエットシャツと同じく、背中にギャザー。カバーオールでこのギャザーは新鮮です。着用した時に動きが出るドレープ感がいい感じ。

ポケットの縫製は、裏側に補強とデザイン性を込めて、綾テープを施しています。表から見るとパッカリングが出て、ちょっとしたアクセントに。シンプルな服だからこそ、着用した時に動きやパターン、細かなディティールには気を使ってつくられています。
ライトアウターとして軽く羽織っていただくのはもちろん、ボタンを閉めてシャツ感覚でも着ていただける。そんな1枚あると何かと使える万能なアイテムです。



N.O.UN Corduroy Jacket

大阪の老舗ショップ「マンボラマ」が展開する「NECESSARY or UNNECESSARY(ネセサリーオアネセサリー)」通称、「N.O.UN(ナウン)」とのコラボジャケット。毎シーズン展開していますが、今シーズンはコーデュロイ素材を採用。秋冬らしい、ブラウンとブラックを展開しています。細い畝のコーデュロイなので、ドレスライクな印象に。

デザインは、2つボタンの上品なテーラードジャケット。クラシックなラペル幅に、背中はノーベント。タートルネックやスウェードのブーツなどに合わせると、かなり大人な雰囲気に。まだ入荷はしてませんが、セットアップでパンツもございます。



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